先日サフェ研ぎを行っていたLOOKのカーボンフレームです。今回はダウンチューブのカーボン素地部分に二度目のクリアー下塗りを行なうのですが、どうせならと言うことでフレーム全体に下塗りクリアーを塗る事にしました。
ダウンチューブを養生しているのは再びアルミ素地が露出した箇所にプライマーを塗る為です。先日もこれは行なっていますが、サフェ研ぎの際にペーパーが当たって各部でアルミ素地が露出しているので再度スポット的に塗っておきます。
ここもサフェーサーを塗る前にプライマーを塗っていますが、激しいサフェ研ぎではどうしても角にペーパーが当たって素地が露出してしまうので再塗装は必要です。
この辺のアルミパーツも角は下地が露出していたりするのでスポット的にプライマーを塗っておきます。
そしてダウンチューブのマスキングを剥がし、全体にクリアーを塗って下塗り完了です。
ちなみに下塗りと言っても工程は本塗りを変わりは無く、単にベースコートを塗っていないだけの事です。艶が出る事で研ぎ難かった箇所の確認も出来ますし、また少し粗いペーパー目(新品の耐水#800)も埋まってくれるので本塗りの仕上がりも向上します。
ただシャープさが損なわれるのは嫌だったので、チューブ部分はクリアーを3コート、それ以外の箇所は1コートのみとしています。
最初に塗ったクリアーはかなり研ぎ付けたのでラインは良い感じになりました。
ワイヤーガイド(受け)はクリアーが乗り過ぎるのが嫌だったのでマスキングしています。
艶が出た事で細かい箇所の確認も出来、心配していたラグ周りも研ぎスジなどは無く綺麗に研げていました。
この後クリアーが完全硬化したらダウンチューブ部分にスモークを塗り、再度クリアーを塗ります。このクリアーはダウンチューブ両端のラグの切れ目(山の部分)で見切るのでフレーム全体には塗りません。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!