TIMEカーボンフレーム&フォーク 色確認

time8先日到着しておりましたTIMEのカーボンフレーム&フォークです。

ご依頼内容としては、全体のデザインはこのままに、色焼けしてしまった「TIME」の白いロゴを真新しい白にするという内容です。ただし作業自体はそう簡単な事では無く、通常通り全体にペーパーを掛けて足付け処理し、TIMEのロゴを手作業でマスキング&塗装、最後にフレーム全体をクリアーで覆うと言う内容です。かなりの手間がかかるので普通に塗り直すよりも当然費用は高くなります。

time9 結果から報告しますと、今回は上の画像の左側、シトロエンの「BLANC BANQUISE」(カラーコード:EWP,249)が良いと考えております。右側はルノーの白です。

time10 最初に色を比較したのは、恐らくもっとも紫外線の影響を受けていない底部分(ダウンチューブ下部)で、ここの白で見ると先ほどの「ルノーの白」が良い具合でした。かなり青いのが特徴です。

time11 先ほどの「ルノーの白」を、ダウンチューブ側面にあるTIMEの白と比べてみました。気分が悪くなるくらい違いますよね。

time12 ただ今回白を塗るのは純粋に「TIME」の大きいロゴのみで、それ以外の白い部分はそのまま残りますから、ちょっとこのルノーの白では他と違い過ぎるのでは・・・と言う事で、それよりも少し黄色味があって明るい「シトロエンの白」を選びました。

上の画像はフレーム上部(トップチューブ)の側面で、ここの白はこのままですから、ルノーの白よりもシトロエンの白の方が違和感が無いと思うのです。ちなみに実物は画像よりも差が激しいです。

time13 こちらはフレーム後方の下部(チェーンステー)の部分で、やはりここの白もこのまま残りますが、ルノーの白(右)よりも、シトロエンの白(左)の方が違和感はありません。

time14こちらはフレーム最上部(トップチューブ上面)で、まあ全然白さが違うのが判ると思います。

尚、新たに塗り直す白に関しては、今後ほぼ褪色は無いと思って大丈夫です。自動車ボディの補修に使われるアクリルポリウレタンはとにかく耐候性が良いのが特徴で、通常こんな風にはなりません。一体どうしてこうなったのでしょう…。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。気になる点がございましたらお気軽にご連絡くださいませ!