バイク用外装パーツ 本塗り

bike20先日サフェーサーを塗っておいたバイク用の外装パーツ2点です(実際は網を外したので4点となります)。

サフェーサーを#320~#400で空研ぎし、その後#600~#800で水研ぎをします。素材が薄いFRPの為か表面の凸凹が結構激しいので当て板を使ってしっかり研ぎ出しています。

ABS製のパーツも同様に行います。

bike21アルミ製のネットはペーパーでは細部まで足が付かないのでナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って擦ります。

bike14細部まで脱脂清掃を行ったら台にセットし、さらに最後の脱脂処理を行います。素手で触れた個所にそのまま塗料を吹き付けるいう事はありません。

bike15車体(4輪車)の塗装の場合、塗装ブースに入れる際にエンジンを掛ける事が出来ないケースもあって、その場合は他の作業者の方に声を掛けて手伝って貰ったりするのですが、その際塗装屋さんなら気を遣ってくれるのですが、板金屋さんなどこれから塗る塗装面を素手で(そして力強く)押されてしまう場合があります。
こちらとしては手伝って貰っている立場なので「お願いだからそこ触らいないで!」とは言える訳もなく、動かし終わってから再度その周辺をしっかり脱脂するのですが、足付け処理をされた個所に強く油脂(この場合は皮脂)を押し付けられてしまうとシリコンオフだけでは油分を取り切れない場合があります。塗装屋さんなら判ると思いますが、ベースコートを塗った一発目に手の跡とか出ますよね・・・。ドライコートでその場は凌いだとしても後で大抵その跡が出るので、対応としてはシリコンオフだけではなくウォッシュコンパウンドとスコッチを使って研ぎ直す必要があったりします。それくらい塗装にとって油脂は厳禁です。

bike16網は装着すると周りは殆ど見えないので固定はこんな感じで大丈夫です。裏は見えないのですが一応塗っておきたかったんですよね。

bike17ベースコートのシルバーを塗ってクリアーを塗ったら本塗り完了です。色はトヨタプレミアムシルバーM(カラーコード:1F2)となります。

bike18ベースカラーとクリアーは特にご指定は無くても裏側に回り込むように塗っていますので「フチに色が着いていない」と言う事はありません。ご安心下さいませ。

bike19網は裏表共に同じように塗っておきました。装着はエポキシとホットボンドを併用して固定しておく予定です(取れないように、且何かの際には取り外せるようにといった感じです)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!