サンドブラスト作業

 先日お預かりしておりましたトヨタ86の樹脂製インテークマニホールドです。本日より作業着手しておりますのでご安心下さいませ。

 まずは各部を養生(マスキング)します。ちなみにこれはサンドブラスト用で、本塗りの時にはもっとキッチリと貼り直します。

 ブラストキャビネット(箱)に入れ、

専用のガンで 箱の底にある砂(アルミナなどの研磨粒子)を吸い上げ、対象物に当てていきます。イメージとしてはペーパー(研磨紙)に塗着される前の研磨粒子を、凄い勢いで当てていくような感じです。

当店にあるのは吸い上げ式で、直圧ブラストに比べると比較的威力は弱いですが(主に足付け処理用です)、それでも露出した肌に当てると怪我をするレベルです。時々自家塗装なので野っぱらでやっているような光景を見ますが、ちょっと信じられないです(恐)。

 続けてロードスターのヘッドカバーです。ポリッシュされていてパッと見は綺麗なのですが、凹み文字部など磨き難い部分には腐食が出ています。

 と言う訳でブラスト作業完了です。ちなみにホースパイプ部にも腐食が出ていたのでそこにもブラストを当て、本塗り前にプライマーと艶消し黒を塗っておきます。

 そして先日色の確認を終えていたチタン製のメガネフレームフロント部です。こちらは塗装の剥離と同時に足付け処理も行います。

ちなみにですが、金属(に限らず塗膜も)艶々したまま塗ると以下のような事になります。

メガネチタンフレーム塗装 完成

 サンドブラスト処理後、シンナーで洗い流すようにして脱脂清掃を行いました。続けてプライマー塗装の準備も行います。

鼻当ての部分は予備用のネジを挿し込み、ネジ山が埋まらないようにしておきます。

 早速台にセットして、

プライマーも塗っておきました。

それではそれぞれまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!