インプレッサブレーキキャリパー 本塗り

 先日下塗りまでを終えていたスバルインプレッサの純正フロントキャリパーです。

リヤキャリパーは艶消しクリアーを塗って本塗りを完了していますが、こちらのフロントキャリパーはロゴの凸部を白にする為、二回に分けての塗装としています。

 まずは再び全体を足付け処理します。ペーパーは使わず、スコッチブライト#800とウォッシュコンパウンド、また細かい個所にはナイロンブラシも併用します。

 良く水を切り、一部マスキングを貼り直して脱脂処理を行い

 再びベースコートの黒メタリックを全体に塗布します。

 テープフリーな状態に乾燥させたら凸文字周りを養生し、凸部分の塗装を除去します。

 ロゴ部分は表面梨地の凸凹が強く、ペーパーで削ると下地が露出しそうだった為、最初はシンナーである程度拭き上げ、塗料が完全に乾く前にシリコンオフで拭き取るという事を繰り返しました。この時点で溶剤がベースコートに垂れると染みがついて取れなくなる為ここは慎重に時間を掛けて作業しています。

 最後に#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスオレンジ)で凸面を研磨して完了です。

下塗りにクリアーを塗ったのはこの作業をする為で、白のベースコートだけだと溶剤で溶けてしまいますが、クリアーを塗って完全硬化していれば溶剤を使ってもペーパーを掛けても簡単に剥がれる事はありません(勿論手加減は必要で、場合によってはチヂレを生じる為リスクはありますが)。

 その後再びブースに戻し、よくエアーブローをしたら艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。

 その後1時間程自然乾燥させた状態です。艶は綺麗に消えてくれました。

 後は再び熱を掛けて塗膜を完全硬化させれば完成となります。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ!