先日紹介した上記②のサイドパネル・ロアグリル等の本塗りに続き、今度は骨格部分となるシャーシ塗装作業の紹介となります。
シャーシ部分も外板パネル同様に既存の塗膜がザラザラとしている為、まずはある程度をペーパーで研磨しておきます。
一部の付属品は外しましたが残りはリベットでの固定となっている為、シャーシはこの状態で針金で吊るして塗装する事にしました。
ウェットオンウェット用のノンサンディングフィラー(サフェーサー)を塗布します。
続けてベースコートの黒を塗り、クリアーを塗って本塗り(下塗り)が完了です。
そして同じようにして二度目の艶有りの黒を塗り 、本塗りが完了です。
既存の塗膜がザラザラとしていたので一度だけでの塗装では艶のある仕上がりにならず、今回は殆どの部品を「二度塗り」で対応しました。
尚本来であれば「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程が基本となりますが、全ての部品でこれを行うとかなりの高コストとなってしまう為、今回は最も目立つ両サイドパネルのみをこの方法で、他は二度塗りでコストを抑えています。
こちらはシャーシ裏側に着くケース背面のパネルです。ネジで着いていた付属部品も外してあります。
増設スロット部の蓋の部品です。サイズが小さく形が複雑な為ペーパー掛けでの足付け処理が難しく、サンドブラストにて足付け処理を行いました。
その後熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、再度全体にペーパーを掛けて足付け処理を行いました。
一度に紹介していますが作業は数日に分けていて、今回のPCケースの塗装ではお預かりから完成まで半年程の期間が掛かっています。