日産L型ヘッドカバー結晶塗装 本塗り

 アルカリ洗浄液に浸け置きをしておいた日産L型エンジン用ヘッドカバーです。その後リン酸処理を行っておきました。

 まずは全体にプライマーを塗布し、

 続けてシルバーの結晶塗装を行い、140℃程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。先程のレヴォーグのインマニは樹脂部品だったので全体から赤外線ヒーターを当てていますが、金属製品であれば熱が伝導するのでヒーターは上側からのみで大丈夫です。

ただしこちらも時間は20分程で、後日もう一度恒温器で熱を掛けます。多分なのですが、140℃で40分熱を掛けるよりも140℃20分を二日に掛けて2回行った方がカリっと焼き上がるんですよね。今回のように凸部の研磨をする場合には塗膜がしっかり固まっていた方がやり易いのです。

二度焼き後に凸部を研磨して光らせ、露出したアルミ素地部分にはクリアーを筆で塗っておきます。尚、今回のパーツはOHCの部分が一段高くなっているので研磨は2回に分けて行います(一緒に研ごうとすると塗膜傷が付いてしまいますので)。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!