カーボンミラーカバー クリアー下塗り

 先日お預りしておりましたウェットカーボン製のドアミラーカバーです。

 パッと見は綺麗なのですが、細かい巣穴やスジ状の跡、また表面がウネウネとしています。

 本来であればサフェーサーを塗りたいところですが、カーボン目を活かす(残す)にはクリアーを使うしかないので、余り深く傷が付かない無い番手(#400)で粗研ぎ後、#600の水研ぎで全体を均します。

綺麗に洗浄し、

 台にセットして下塗り開始です。

 ベースクリアーは塗らず、そのまま直接クリアー(ウレタン)を塗っています。

クリアーを塗るだけの場合、昔はハジキ防止などでベースクリアーを塗ったりもしていましたが、今の環境になってからはハジク事自体が極極稀なので(恐らくはオイルフリーの新品コンプレッサーのお陰かと)、何かしら理由が無い限りクリアー塗装の前にベースクリアーを塗る事はありません。ハジくとしたら別に要因がある訳で、それが判らない(気づけない)方が問題です。

この後60℃40分で強制乾燥硬化させ、さらに全体を研いだ後にもう一度今度は本塗りのクリアーを塗ります。どうぞもう少々お待ち下さいませ!