先日までにプライマー&サフェーサーを塗布していたシビック用ホンダメッキエンブレムです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、表面にガイドコートとして黒をパラパラと塗っておきました。
下地の装飾クロムメッキを出してしまうとまたプライマーからのやり直しとなる為、それに注意しつつサフェを研いでいきます。最初は#800の水研ぎで、その後布状の研磨副資材(アシレックス)で逆アールになった個所の研ぎや、ペーパー目を均します。
今回はボディカラー同色の「ホワイトオーキッドパール」(カラーコード:NH788P)で承っておりまして、こちらは3コートパールとなるので、まずはカラーベースの白を塗布します。黒が入っていてグレーっぽい白になります。
そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
下地処理さえなければ単に塗るだけなのでそんなにコストは掛かりませんが、装飾クロムメッキの部品でも、通常の塗装と同様の密着性を保持するには結構面倒な下地処理が必要で、その分費用も大きくなってしまいます。
「取り敢えず半年持てば」と言う事であればネットオークションなどで売られている物でも構わないと思いますが、実際に購入した方曰く、届いたその時に既に塗装がビニールにくっ付いて剥がれていた(本当)、と言う事もありますので、注意は必要だと思います(結局その後新品部品を購入して当店への御依頼となりました)。