レンズ系 透過性塗装 下準備

先日マスキングまでを行っていたテールランプ等レンズ系の御依頼品一式です。レンズの表面とフチを#800~#1300相当の布状研磨副資材(バフレックスレモン&オレンジ)で足付け処理を行いました。

それぞれの作業内容はほぼ記憶から無くなってしまっていますので、本塗り前に全て再確認をし、以下のような作業指示書を作製しておきます。


■ ロードスターテールランプ

・「極薄目と薄目の中間」のスモーク塗装べた塗り クリスタルクリアー
日記掲載の以前の施工例の画像を参考に

■Nワゴンテールランプ レッド&スモーク

・上部のウィンカー部分はレッドには塗らず「スモークのみ」
・下部はバックランプ部をクリアー抜きでレッドキャンディー&おまけスモーク
クリスタルクリアー

日記掲載の、以前の施工例を参考に

■ポルシェボクスターテールランプ (第一回目)

・まずは「C型」のフチのみを「濃い赤」に
・色味は日記掲載の、以前施工したフィアットテールランプのような感じに
下部の赤とクリアーレンズ部を同じ色味にするように。日記掲載のイメージイラストも参考の事。 クリスタルクリアー

■ジェイド ミラー部ウィンカー

「薄目より少し濃く」(当初は「薄目」だった物を変更)
「クリスタルクリアー」
矢印形のLEDの基盤が目立たなくなるぐらいの濃さに


といった感じです。

これをブース内の棚のところに貼り、見ながら作業を行います。

 Nワゴンのテールランプは、バックランプ部をクリアー抜き(マスキング)にするので、予めデータを作ってマスキングシートを作製しておきます。

まずはフリーハンドで見切りたいラインに3ミリ幅のラインテープを使ってマスキングをし、

 その上にズレないように紙を貼り、鉛筆の芯を擦るようにして輪郭をトレースします。所謂石刷りと同じ方法で、凄く古いお墓などに刻まれた文字が風化しても、これをする事で読み取れたりするらしいです(と、そう言うのが得意な叔母さんに教えて貰いました)。

 輪郭線を描いた紙をスキャナーで読み込み、Illustratorなるソフトを使ってデータを作製します。

出来あがったデータからカッティングプロッターを使ってマスキングシートをカットし、実際に貼り付けて形が合っているか確認します。

ちなみに左上の貼ってある小さい方は、以前施工したNワゴンカスタムのテールランプに使った物で、試しに切り出してみましたが、やはりと言うかサイズが全然違います。「このデータを基に・・・」なんて事も考えて切り出してみましたが、サイズどころか形も全く違うので使い物にならず、今回新たに一からデータを作った次第です。

テールランプ関係の塗装はまだもう少し先ですが、作業が進行次第改めて紹介をさせていただきますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!