日産レパードVG30インマニ 作業前準備

日産レパードVG30インマニ等 結晶塗装承ってます

先日お預りしておりました日産レパードのVG30エンジン用エンジンパーツ4点です。

 再塗装を行う結晶塗装は「新車当時の色に」とご指定頂いておりますので、回収出来そうな塗膜はある程度集めておく事にします。以前ご依頼頂いたL型ヘッドカバーの青い結晶塗装の時みたいな感じですね。

 幸いなのかどうか判りませんが、新車時の塗装ではプライマーが塗られていないので勝手にペリペリと剥がれて来てくれています。新車時に限らず、下地処理、プライマーの塗装が成されていなければどの塗装もいずれはこうなります。また密着剤をプライマーと呼ぶのはどうなのでしょう。

 回収した塗膜片がこれ以上バラバラにならないよう、透明なテープに貼って挟んでおきます。

 そしてこのインマニではいつも見かけるこちらのシールです。

が!今回はどうやらシールでは無くアルミプレートが貼られていて、そこに直接黒い文字が印刷されています。いつもは自己破壊型のアルミシールなので手が付けられませんでしたが、これなら何とかなるかも知れません。

 ヘラだと曲ってしまいそうなので、今回はタコ糸(綿の水糸)を隙間に通して両面テープを切断していきます。

 と言う訳で綺麗に剥がす事が出来ました。この型のインマニは今までも何度か施工していますが、このタイプは初めてです。

 折角なので外したプレートをスキャナーで読み込んでPCに取り込み、以前同じような感じで作ったフェアレディZのインマニカバーのフォントを重ねてみました。多少縦横比は違いますが、やはりと言うか同じ系のフォントです。

 多少違う物もありますが、これくらいなら少し調整してあげれば使えます。

全てを作るのは流石に時間が掛かり過ぎるのでこの辺で止めておきますが、いずれシールタイプが入ってもこれなら同シールの再現が出来そうです(当然ですがシールの販売などは出来ません)。

これでアルカリ洗浄槽への浸け置きが可能となりましたので、内部の汚れも綺麗に落とせると思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!