RX-7 FD3Sリヤブレーキキャリパー 本塗り

 先日素地調整を行っていたMAZDA RX-7 FD3Sの純正リヤブレーキキャリパー一式です。いつものブレーキ屋さんにてサンドブラストによる下地処理を行って頂きました。

 事前にある程度削っておいた正面部分は#80シングルサンダー仕上げで、そのままだと傷が深いので#120のシングルサンダー→#120ダブルアクションサンダーでペーパー目を均します。アルミだと#120仕上げでは傷が深すぎますが、鉄なら大丈夫です。

 シリコンオフで洗い流すようにして脱脂清掃し、必要に応じてマスキングをし直し、ブースにセットしたら本塗り開始です。

 まずは全体にプライマーを塗布し、

 塗膜を厚くしたく無い個所にベースコートの黒を塗布します。

乾燥後、マスキングをします。

  フライスで切削された個所のマスキングは、少し大きめのサイズのマスキングシートを若干食み出るように貼り、ただそれだけだと塗装中に縮んで(もしくは伸びて)皺が寄ってフチの仕上りが悪くなる為、コシのある紙タイプのシールを重ねて貼って補強するようにしています。この方法に気付くのに20年掛かってしまいました・・・。

 そしてベースコートを塗布します。色はフロントに装着したENDLESSのキャリパーの近似色として、色見本帳からマツダの「スターリーブルーマイカ」(カラーコード:24A)を選んで頂きました。細目で赤味のある干渉ブルーパール(MIX839)が多く使われた色となります。

 また今回はパッドを固定する部品の一部にENDLESSのロゴ入れも承りました。

サイズが小さいのでデカールを予定していましたが、先日カッティングロッターの刃とピンチローラーを新しくしたら非常に調子が良くなり、細かいカットもやり遂げてくれるようになりました。

 ロゴは白で、いつものVWキャンディーホワイトを使用しました。

 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 ブレンボなどのアルミ製と違って鋳鉄製の為、全体的に凸凹とした仕上りなのは仕方ないのですが、

 装着時に目立つ正面部分のみサンダーで削って平滑にしている為、何もしないよりかは艶々に仕上がっているかと思います。

 パッドを固定するパーツも同様に、

 装着して見える正面部分は比較的平滑な仕上りとなっています(ただし削っただけなので巣穴や歪は残ります)。

ENDLESSのロゴも丁度良い具合で配置出来たと思います。

それでは完成次第改めて紹介をさせていただきますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!