ゼンハイザーE945マイク 本塗り

先日お預りしておりましたゼンハイザーE945ボーカルマイクです。

 ゼンハイザーはSHUREに比べて元々の塗装が厚めで、その分塗り肌が残っている為、最初はコシのあるタイプの研磨副資材(トレカットイエロー)で表面の凸凹を均し、その後は当たりの優しいタイプの研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均します。どちらも番手は#800相当で空研ぎとなります(水は使いません)。

 その後よく脱脂清掃し、まずはベースカラーの白を塗ります。色はVW社のキャンディホワイト(カラーコード:LB9A)となります。

 その後SENNHEISERのロゴにカットしたマスキングシートをセンターに貼り付けます。ネジがある丁度反対型です。

 周りを養生したらシルバーを塗布し、マスキングを剥がします。シルバーのメタリックは輝きの強いタイプと黒も少量入れています。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

現在こちらの他にプロのバイオリニストの方のマイクも並行して作業していまして、そちらはマイク本体はブルーメタリック(パール)なのですが、グリルボールの網部分だけを「マットホワイト」といった仕様になっています。当然ですが艶ありのクリアーと艶消しのクリアーは同時に塗れないので、そちらは二回に別けての塗装となっています。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!