マツダフューエルキャップ サフェ入れ

 先日ロードスターのシートバックバーベゼルと一緒にお預りしておりましたマツダ純正フューエルキャップです。脱落防止のリング部分から下をマスキングしています。

 エアーツール(ダブルアクションサンダー)が使えるのは凸状の天面のみなので、その他は#120→#180→#240と手研ぎで行います。脱落防止リングとの隙間はコシのある耐水ペーパー(#800)を差し込み、足付け処理を行っておきます。

 台にセットし、脱脂清掃を行います。

 念の為、ガスプライマーを使った火炎処理を行っておきます。

ちなみにこれも先日知り合いの塗装屋さんから聞いた話ですが、これをブースの中で使って板金塗装屋さんの火事が頻発しているらしいです。ロックを掛けて火を出したままの状態にし、床に立て置いて倒してしまい燃え移ってしまうようです。私はそもそもロック機構がある事すら知りませんでしたが・・・。

プラスチックプライマーを塗り、十分なフラッシュオフタイム(コート間の乾燥時間)を設けてサフェーサーを6コート程塗り重ねました。

これ単体で作業をすると時間を掛け過ぎていて採算が合いませんが、他のご依頼品(今回の場合はマセラティリモコンキー2セット)と一緒に作業をする事で効率を良くしています。

この後一日以上自然乾燥させて塗膜中の溶剤をゆっくり抜いてあげて、後日60℃40分程の熱を掛けて完全硬化させます。

サフェを塗った直後でも、予備乾燥(低温30℃~40℃)をしてから本乾燥(60℃)をすればすぐに硬化させてその日に本塗り!なんて事も可能ですが(意外と普通の事です)、その場合サフェの表面に目で見えないような細かい穴が空いたりするので、今は余裕をもって作業をするようにしています(数をこなすのではなく、100回やって100回全て上手くいかせたいのです)。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!