ロボット「Robi」&「Q-Bo」追加パーツ 下準備

 先日お預りしておりましたディアゴスティーニ社製のロボット「Robi」と「Q-bo」の外装パーツ一式ですが、今回はオーナー様から事前に色の確認をして欲しいと言う事で、作業の前に実際に色見本に色を塗る作業を行っていました。

幸いにして前回塗装した時の塗料が残っていたので、まず最初にそれを使って一つだけを塗装してみたのですが、どうも色が違うように見えてしまい、改めて色が判り易いよう曲面になったミニカータイプの物と平面パネルの物、合計4個の色見本を作製する事にしました。

上の画像では、左側が新たにデータから作製した物で、右の物が以前使った塗料の余りです。これだけを見ると右の色見本より左側の方が白く(明るく)見えますが、

 向きを変えてみるとそれが逆になります。これは塗料のフリップフロップ性によるもので、目の錯覚と言うか、そう見えてしまうのは仕方のない事です(ただこうやって見比べてみないと判らない所があったので、結局最初の一個では安心できず、結局4個塗る事になりました)。

 結局のところ、前回残っていた塗料も配合データから作った塗料もどちらも同じ色で、見本となるRobiの顔パーツと比べても遜色は無いように見受けられました。

車の塗装をやっていた頃は艶消しを塗る機会が殆ど無かったので余り深くまで考えていませんでしたが、今の小物塗装になってから余程艶ありの色よりも艶消しの方がシビアな事に気が付きました。間違いが無いと思って作業していても、ここまで色が変わって見えてしまうと疑心暗鬼になってしまいます。

 他にはチヂレのテストも行っています。

今回のご依頼品には一部塗装が施されていた物があり、ある程度はオーナー様ご自身で除去されているのですが、これがラッカーなどのプラモデル用塗料の場合、少しでも残っていると激しい問題が起こる為、テスト用として同梱されていたパーツを使って予め確認しています。

 先ほどのテスト用の部品で、

他の作業のついでにベースコートを塗ってみました。画像だと肌が悪いのですがこれは素地がザラザラとした梨地だからで、内側などウェットに塗り込んでいますが、チヂレ等の問題も無く、これで安心して本塗りが出来そうです。

少し作業が遅れてしまいましたが、進行次第また改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ち下さいませ!