先日サフェ研ぎを行っていた、TOYOTA2000GTの純正FRPエアークリーナーケースです。画像は#320の空研ぎでラインの粗出しを行っているところですね。黒くなっている箇所は、まだ研いでいないガイドコートが残っている部分です。
その後サフェーサーは最終#800の水研ぎまでを行い、続けて裏側に足付け処理を行います。ウォッシュコンパウンドとスコッチを使って、足付け処理と洗浄を同時に行います。
表面にもベースコートの黒を、ウェットに3コート塗ってよく乾かします。艶の感じが新品部品のED(電着プライマー)に似ていて、まるでスチール(鉄)素材を見ているかのような錯覚に陥ります(塗装屋さんにしか判りませんか。笑)。さすがにサフェを2度打ちしているので、ラインもヤバいです(FRP部品は普通こんな綺麗なラインをしていません・・・)。
そしてクリアーを塗って本塗り完了です。大変お待たせしました!
車体に装着されると見えるのはこの面だけなのですが、元々全面あったクラックも(今のところは)皆無になっています。
この後は一晩以上自然乾燥させ、今回はFRP製品なので60℃では無く50℃までを2時間、さらに40℃以上の場所(工場屋根裏)に数日寝かして塗膜を硬化させておきます。
それでは完成次第改めて紹介しますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!