トヨタパブリカ ステアリング 補修⑪

 先日までに割れ修理~パテ作業を終えていたトヨタパブリカの純正ステアリングです。

 一度目のサフェ~ポリパテ作業である程度のラインが出てきましたが、まだまだ気になる処は多くあって、ただこの継ぎ接ぎの状態だと削っても切削性の良い方だけが削れて中々上手くいかないので、取り敢えずサフェーサーを塗る事にしました。本来であればここでスプレーパテを使いたいところですが、「出来るだけ純正のままに、太くしないで欲しい」と言うオーナー様のご希望もあるので、一度に膜厚が着いてしまうスプレーパテ(ポリパテ)は控え、匍匐前進よろしく小刻みに作業を進めていきます。

 ここでも無用に膜厚をつけないよう、主要な所は5コート、他は3コート程に留めておきました。

 割れていた箇所は跡形もなく、各部もシャープに仕上がっているかと思います(しかしまだまだです)。

 パックリ割れていて一旦直し、その後少しズレた箇所からまた亀裂が出た箇所も、裏からフレーム(金属)に保持する事で今の所は再発しないでくれています(多分ここはもう大丈夫です)。

途中何度も熱を入れていますが、今の所は他に亀裂が入った箇所は見当たらず、一応は安心しています。

上手くいけばこの後もう一度サンディングしてサフェーサーを塗り、その後最終研磨作業を経て本塗りに行けるかも知れません。

さらに何度か熱を入れてもう少し様子を見ますが、年内には何とか仕上げられればと思います。その間にクリアーのテストもしてみたいですね(ちょっとやってみたい裏技みたいな事がありまして)。