先日溶けてしまった樹脂パーツの制作までを行っていたKATO社製の1/50クレーンミニカーSR-250Riです。
シンナーの漬け置きで旧塗膜は剥がれたのですが、どうもアルミ合金の表面に不働態皮膜のような物が残っているので、サンドブラスト処理を行う事にしました。
ちなみに元々のアルミ素地は、この蓋が取れた個所のような感じになる筈です。
元々接着剤で着いていたのですが、シンナー漬け置きをしたら剥がれていました。
こちらは参考画像を見てみると、滑車は塗装され、シャフトは塗装されていないので、これと同じようにします。
オーナー様ならお気付きだったと思いますが、滑車部分はメッキの上にそのまま色を塗られていた為、触れもしないのに既に塗装が剥がれていた状態でした。
なのでこちらも一緒にサンドブラストを当てて足付け処理を行います。滑車が飛んでいかないよう、番線で止めておきました。
アーム部についていたメッキの滑車もブラストが掛かったのでもう剥がれる事はありません。
薄肉な部分も多いので、今回の製品はもしかしたらアルミ合金では無くマグネシウムなのかも知れません。となると、例の不可解な皮膜も分かるような気がします(マグネシウム合金によく見られます)。
窪んだ隅に溜まっていたような変な膜も綺麗に取ったので、シャープな仕上がりになりました。
その他、アームのシャフトなど別にもプライマーを塗る物があるので、そちらも進行次第また紹介をさせて頂きます。
どうぞもう少々お待ちくださいませ!