KATOクレーンミニカー 組付け③

 先日の続きで組付けを行っているKATO社製の1/50クレーンミニカーSR-250Riです。

こちらは旧塗膜を剥離する際、溶剤槽に浸け置きして溶かしてしまった部品ですね。

 固定されていたアルミのカシメはニッパーでカットして外してしまっていたので、これを再利用は出来ませんから、

 穴にエポキシ接着剤を充填し、少し緩いサイズのネジ(M1.2)を挿した状態で硬化させます。

 翌日接着剤が固まったらネジを回して取り外します。引き抜くことは難しいのですが、回して外すことは出来ます。

 穴の中に残ったエポキシ接着剤にはネジ山が残っているので、それを利用して新たなネジで付属品を固定します。

 その他に外してあったパーツを組付けます。ネジは心配無いのですが、怖いのはシャフトの打ち込みです。

 自動車の板金塗装だとそれぞれ作業者が分かれている事が多く、私も当時ディーラー務めだった頃、塗装した車体の部品を他の担当の方に組み付けて貰っている時、「おーいタカハタすまん!うっかりドア傷つけちゃったよ。これ、チャチャッと直るかな?、デヘヘ」とか言われて殺意を覚えた事が何度もあります(もちろん目上の方なので何事も無かったように、そして要求通り最速で塗り直して再び渡します)。

 なので通常塗った本人が組付ける場合、塗膜に素手で触る(擦る)事すら避けようと思うくらいですから、そう簡単にミスる事はありません。保険に保険を掛けて、さらに仮想組付け(練習)をしてから挑むのが普通です。

 という訳で、遂にクレーンアームが架台に装着されました。冬なのに汗だくです。

 内部に装着されていた伸縮3段アームも組付けます。これもシャフト打ち込みです。

 運転席と上部旋回体をフレームに装着しました。

クレーンの伸縮アームを取り付け、フレームにシャーシを組付けました。

バンパーを取り付け、最後に触っただけで折れてしまいそうな左右バンパーミラーをエポキシ接着剤で固定します。穴がスカスカなので位置を決めてマスキングテープで支えています。

あとは先日塗ったジャッキベースと、クレーンのフックを取り付けたら完成予定です。ようやく最後が見えて来ました・・・!

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!