先日サーフェサーを塗っておいた日産スカイラインGT-R RB26エンジン用タイミングベルトカバーです。その後熱を入れて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。
いつものタイミングベルトカバーに比べると全体に歪が多く、#320に木を当て板にしてガッツリ研ぎ出し、その後#400で均しました。
凸文字の部分は#120まで粗研ぎを行っておいたので、その後の続きで#180→#240と研ぎ出します。ここまでは空研ぎです。
この後はいつもなら#800~#1200、布状研磨剤などを使ってペーパー目を均しますが、今回は本塗りを二回に分けて行うので#600でフィニッシュとします。
アルミ素地が露出した箇所にはスポット的にプライマーを塗布します。
続けて表側に調色済みのベースコートを塗布し、よく乾燥させたら凸文字以外の部分を養生=マスキングします。ソリッドカラーなら大丈夫ですが、パール・メタリックは少しでも傷が付くとそのまま残るので、ペーパーが当たらないようにです。
#240→#320→#400→アシレックススカイ→アシレックスレモンで仕上げます。
タッククロス(粘着剤が着いた不織布)とエアーブローで研ぎ粉を除去し、金属が露出した部分に密着剤を塗布します。
表面張力でフチが盛り上がらないようクリアーの希釈率はいつもより多めにして(15%→20%)、塗り方も控えめにしています(なので肌が粗いです)。
この後はいつも通り熱を入れて塗膜を硬化させ、再び全体を足付け処理して今度は艶消しクリアーで本塗りを行います。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!