三菱GTO FRP製アイライン 本塗り

 先日サーフェサーを塗っておいた三菱GTO用の社外品FRP製のアイラインです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、断面にあった巣穴をラッカーパテで拾い、そしてガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

 最初はダブルアクションサンダー#320→#400で粗研ぎを行います。サフェで出来た肌(凸凹)をある程度の平滑に削っておくような作業ですね。

 その後は当て板を使って#600でライン出し、#800→#1000スポンジパッドでペーパー目消し、フチを#800手研ぎでライン出し、最後に#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均します。ここは全て水研ぎです。埃っぽくなるのが嫌なのとコストを抑える為ですね。

 この後はよく洗浄して本塗り当日まで保管しておきます。

 タイミングが来たら台にセット出来るようにし、最終脱脂を行っていざ本塗り開始です。

 冬場は乾燥しているので静電気が多くゴミが付き易いのですが、夏場は湿度があるので逆にゴミはつき難いのが特徴です。

 色は三菱純正色の「マリアナブルー」(カラーコード:B34)で、ブルー・グリーン・イエロー3種類のパールが使われています。

 ベースコートをしっかりウェットに塗り込むと、溶剤が抜けて乾燥した時に綺麗な艶消しに仕上がります。ここで肌を凸凹にしてしまうと(ドライコートをしてしまうと)この後に塗るクリアーをいくら綺麗に塗っても硬化後に艶が引けた仕上がりになってしまいます(新車肌の再現と言う点ではそれで良いのですが、磨き作業をするとなるとそれも消えてしまう=艶が出てしまうのでどちらも完璧にとはいきませんよね)。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。極力塗り肌を残さない仕上がりにしました(鏡面と言う訳では無く、単にエアー圧を落としてガン距離を近くし、ハードナーとシンナーを遅めのタイプにしているだけです)。

FRP部品にありがちな断面の巣穴も綺麗に埋められているかと思います(虱潰しにしました)。この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさえて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!