先日到着しておりましたスバルの純正エンブレム2点です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!
ご依頼内容は以前施工した同型部品とほぼ同じで、今回はそれに「青い部分を削り落してキャンディレッドに」といった作業が追加となります。
参考までに以前施工した同型エンブレムの画像を紹介します。
この時はメッキの枠は下地処理を行った上に「艶ありの黒」を、アクリル製のエンブレムプレートをスモークに塗装しています。今回はこれの青い部分を赤にした仕様となります。
ちなみに元々の青は単なる青では無く「青メタリック」(風)になっています。
これを赤にする場合、普通の赤メタリックor赤パールでは鮮やかさが出せませんので、今回はこれを「キャンディーレッド」とします(顔料の特性で一般的な赤メタリックや赤パールでは彩度を高くする事は出来ません)。順番としては先に透過性の赤を塗ってシルバーを塗ります。
画面右側にあるドーナッツ状にカットされたクッションテープは綺麗に剥がせたので再利用可能で、両面テープは再利用不可能なので剥がしてしまいます。
メッキの枠とアクリルプレートはこの両面テープで固定されています。
これを手でカットしようとすると形が歪になるので、
剥がした台紙からデータを作成し、レーザー加工機を使って作成します。
データ自体は以前作成した物があるので、それを開いてカットするだけです。
一時期こういった内容を、海外のSTANDOXユーザーが多く集まるコミニティ(フェイスブック)に投稿していたのですが、余りにも根掘り葉掘り聞いてくる人が多すぎてそれに費やす時間が多くなってしまい、現在は参加しなくなりました。確かに同じ事をやっている人たちに承認されるのは確かに楽しいのですが、殆どマネタライズされないところに時間を費やすのは無駄だと気付いたんですよね。
と言う訳で純正同様の両面テープが完成です。継ぎ目は最後に台紙を変えるので、違和感は殆ど感じられないと思います。
ちなみに今回お問合せ頂いた際に、こちらでも先に試してみよう!と言う事で、自身でもエンブレムを用意していました。
こちらです↓ 未使用品なのですが若干傷があり、また二つとも同じ物です。部品番号が判らなかったのでフロントかリヤなのか判らなかったのですが、
今回のご依頼品と照らし合わせて「93013VA090」だという事が判明しました。まあフロントかリヤかは判らないのですが(苦笑)。
今回のご依頼内容は当店でも施工例の無い事ですので、まず私物の方を削って様子を見て、大丈夫そうならご依頼品の方も施工する方法で行います。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!