日産スカイライン エンジン補機類 本塗り

先日下準備を行っていた日産スカイラインGT-R BNR32のエンジン補機類一式です。

  プラスチック製のタンクは、蓋のキャップが着く(当たる)部分は塗らないようにする為、ボール紙の芯棒を穴から通し、そこで固定しています。

クーラント液のリザーバータンクは、残量が判るようメモリ部分はクリアー抜きとします。

 サージタンクは下側が塗れるよう台に固定はせず、ただズレて落ちたりはしないよう台に打ったネジに穴が引っかかるようにしています。

オイルキャップのみ別の色ですが、クリアーは同じく艶消しなので、ベースコート時のみ別に塗って後で合流するようにします。

タンクは形が歪で足付け処理がし難い箇所もありますので、念のためガスプライマーを使っておく事にします。ちなみにABSでは使う必要は無く(溶けてしまいます)、PP(ポリプロピレン)やPA(ポリアミド)などのオレフィン系樹脂に有効です(試していませんがPU(ポリウレタン)はもしかして相性が悪いかも知れません)。

その後プラスチックプライマーを塗り、ベースコートを塗布します。

リザーバータンクは目盛りの部分のマスキングを剥がし、再びプラスチックプライマーを塗っておきます。

サージタンクは先に裏側から塗り、その後台に乗せて全体を塗っています。

オイルキャップは日産純正色のBNR32のガンメタ「カラーコード:KH2」で、その他は黒となります。

 そして艶消しクリアーを塗布します。

 艶ありの場合と同様、ウェットに2コート行います。

コート間のフラッシュオフタイム(乾燥時間)は15分程で、しっかり艶が消えてから2コート目を塗るようにします(そうしないとムラが発生します)。

この後1時間くらいすると・・・、

 艶が消えています。

 黒く塗っていない部分もクリアーを塗ってあるので爪が引っかかるような激しい段差は出来ていません。

 この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成しましたら改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!