BMW F80インタークーラー 本塗り

 先日プライマー&下塗りを行っておいたBMW F80用のCSF社製インタークーラーです。

塗った時は艶々でしたが、熱を入れて硬化してみると艶が引けているのが判ると思います。これは素地がザラザラとした梨地だったからですね。

 艶引け以外にも打痕や傷などもそのまま残ります。

ゴミが付着した箇所は#400と当て板を使って平らに研ぎ、

その後トレカット#800で肌を均します。インタークーラー両サイドは鋳造で造られた物なので梨地の凸凹が大きいのが判ると思います。

中央部分はアルミ板を加工して作られていて、CSFの文字やフィンは切削では無くプレスによるエンボス加工となっています。凸部のエッジが立っていないのはその為ですね。

その後は柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)で全体を足付けします。

 そしてよく脱脂清掃しておきます。

そして再び台にセットし、

最終脱脂を行います。

 足付け処理の際、素地が露出してしまっている箇所があるので、

そういった箇所にスポットでプライマーを塗り、最後に全体にコートします。

同じく蓋のパーツもアルミ素地が露出している箇所があるので、

その部分を含め全体に薄くプライマーを塗っておきます(ここで厚塗りするとそれが艶引けの原因にもなる為薄膜にしています)。

 そしてベースコートを塗布します。

  色はBMW純正色の「マカオブルー」(カラーコード:250)となります。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

 ぱっと見はソリッドカラーに見えますが、紺色のメタリックとなります。

ブツ切りしたマスキング箇所は2コート目のクリアーが塗り終わった直後に剥がしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!