80系ハリアーテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりまいた、80系ハリアー用の社外品テールランプ4点です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

状態としては新品で、御依頼内容は透過性の赤=レッドキャンディーのベタ塗りと、その後に薄くスモーク塗装(おまけスモーク)、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。スモークの濃さは「極薄めと薄目の間でお任せ」といった感じになります。

クリアーカバーを被せた構造で、内部が見えるのは格好良いのですが、

逆にそれを見え難くするという事で今回の御依頼に至ったのかも知れません(もしくは単に赤いテールランプが好きという可能性もありますが)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

BMW F80インタークーラー塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたBMW F80用のCSF社製インタークーラーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は黒の結晶塗装が施されていましたが、

その塗膜を剥離し、

BMW純正色の「マカオブルー」(カラーコード:250)で塗装しました。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

今回はパテやサフェ研ぎなどは行わず「2度塗り」の方法での下地処理となります。

着いていたパッキンは元の通りに挟んでおきました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMW F80インタークーラー 本塗り

 先日プライマー&下塗りを行っておいたBMW F80用のCSF社製インタークーラーです。

塗った時は艶々でしたが、熱を入れて硬化してみると艶が引けているのが判ると思います。これは素地がザラザラとした梨地だったからですね。

 艶引け以外にも打痕や傷などもそのまま残ります。

ゴミが付着した箇所は#400と当て板を使って平らに研ぎ、

その後トレカット#800で肌を均します。インタークーラー両サイドは鋳造で造られた物なので梨地の凸凹が大きいのが判ると思います。

中央部分はアルミ板を加工して作られていて、CSFの文字やフィンは切削では無くプレスによるエンボス加工となっています。凸部のエッジが立っていないのはその為ですね。

その後は柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)で全体を足付けします。

 そしてよく脱脂清掃しておきます。

そして再び台にセットし、

最終脱脂を行います。

 足付け処理の際、素地が露出してしまっている箇所があるので、

そういった箇所にスポットでプライマーを塗り、最後に全体にコートします。

同じく蓋のパーツもアルミ素地が露出している箇所があるので、

その部分を含め全体に薄くプライマーを塗っておきます(ここで厚塗りするとそれが艶引けの原因にもなる為薄膜にしています)。

 そしてベースコートを塗布します。

  色はBMW純正色の「マカオブルー」(カラーコード:250)となります。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

 ぱっと見はソリッドカラーに見えますが、紺色のメタリックとなります。

ブツ切りしたマスキング箇所は2コート目のクリアーが塗り終わった直後に剥がしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW F80インタークーラー 下塗り

 先日旧塗膜を剥離しておいたBMW F80用のCSF社製インタークーラーです。

車体に装着した時に目立つ天面を綺麗に仕上げたいので、その状態で塗れるよう台に設置しました。

裏側のスペースも広く設けて塗り易くしています。

溶剤槽に浸けておいたアルミ製の蓋も旧塗膜を剥がしました。

結晶塗装が施されていた状態では判り難かったのですが、剥離してみるとアルミ素地は傷や打痕、そして肌はザラザラとなっているのが判ります(画像はシリコンオフを塗って艶を出しています)。

このまま上塗りを行っても良い仕上がりにはなりませんから、今回は二度塗りの方法で行うようにします。

 まずはプライマーを塗布します。

 天面の凸文字やフィンを埋めないよう、プライマーは希釈率を上げて1コート分を薄くし、それを3コート程に別けて塗っています(一度に厚塗りするとデロデロになります)。

そしてグレー色の1コートソリッド(STANDOX VOC 2Kエナメル)を塗布します。樹脂に直接顔料が入った、クリアーの要らないトップコートです。先日スニーカーのスプラッシュ塗装にも使った物ですね。

ブツ切りのマスキング部分はそのままだと激しい段差が点くので、2コート目を塗ったら直ぐに剥がしています。

裏側もしっかり塗れました。

ぱっと見は綺麗に見えますが、素地がザラザラなので硬化後は中途半端に艶が消えたような状態になると思います。尚、それを防ぐ為に厚塗りなどされる場合がありますが、そうなるとデロデロとした仕上がりになって美しく仕上がりません。オフィシャルサイトにある画像を見ると判ると思いますが、純正(新品時)の塗装ではここにコストが掛けられないので梨地が残っていると言う訳です。

ちなみにもっとザラザラとした梨地だった物でもこの時ように美しく仕上げる事は出来ますが、とてつもない手間と時間が掛かるので現実的では無い所でもあります。今回の場合はここまででは無く、コストと仕上がりのバランスを考えて2度塗りとしています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW F80インタークーラー 旧塗膜剥離

 先日お預かりしておりましたBMW F80用のCSF社製インタークーラーです。

両サイドにあった蓋は溶剤槽に浸けて旧塗膜を剥離していますが、こちらの本体の方は中に溶剤が入る事は控えたいので剥離剤を使います。

当店では通常剥離剤を使っていない為ボトルのタイプでは無く、簡易的な缶スプレータイプを使います。

 吹き付けると直ぐに塗膜がブクブクと膨れてきます。

 この後ヘラやワイヤーブラシを使って塗膜を剥がします。

 最後はしっかり水洗いをし、さらにシンナーで拭き取ります。

今回はプライマーだけ塗ってそのまま上塗りを行う予定でしたが、

やはりと言うか素地には深い傷があるので、一旦下地を整えてから上塗りを行おうと思います。ただサフェを使うとフィンや凸文字が埋まってしまいますので、今回はトップコートの2度塗りで対応しようと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!