サーブ1/43ミニカー 本塗り

先日サーフェサーを塗っておいたミニチャンプスの1/43スケールの「サーブ9-3,5ドア」のミニカーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとして黒のベースコートをパラパラと塗っておきました。

今回は素地の状態が悪かったのでサーフェサーを塗布してあり、砥石などを使ってそれを削って面出しを行います。

ペーパーが入らない箇所をそのままにすると密着不良(足付け不良)で塗装が剥がれしまう為、最後に液状研磨剤=ウォッシュコンパウンドとナイロンブラシを使って細かい部分まで足付け処理を行います。

サフェは敢えて薄膜にしている為、ブラシが当たる凸部はアルミの素地が露出しています。

その後台にセットし、よく脱脂清掃を行います。

アルミ素地が露出している箇所に、

プライマーを塗布します。

塗装が剥がれないまでもブリスターなどが発生して塗膜が浮いているのは、大抵このプライマーが塗られていない為に起こる密着不良が原因です。

続けてベースコートを塗布します。

色はSAAB純正色の「シラスホワイト(Cirrus white)」(カラーコード:153)となります。比較的黒が多く入ったホワイトです。

その後よく乾燥させ、デカール貼り付けの作業となります。

もはや印刷精度の限界を超えてしまっているので、色々な方法(各色の印刷の順番)で大量に刷り、その中から一番良さそうな物を選んで使います。

スマホを使い始めたのが遅かった為か、今のところ細かい作業でも見えなくなるという事はありません(あの小さい画面を集中して見ると凄く疲れるのが判ったので、今も出来るだけ使わないようにしています)。

専用の接着剤(マークセッター)と軟化剤(マークソフター)を使ってデカールを貼り付けます。

この後は40℃1時間くらいの熱を掛けてデカールを乾燥させます。

恒温機から出し、再び台にセットして本塗り準備完了です。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!(ただこれから窓枠などを塗るのでまだ先は長いです)。

クリアーはクリスタルクリアーで、ガンは口径0.5mmのSATAエアーブラシを使っています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

この後はピラーやモール等を艶消し黒で塗装しますので、まだまだ作業は続きます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!