Qanba obsidian ゲームコントローラー 本塗り

先日下準備を行っていたQanba obsidianアーケードスティック(家庭用コントローラー)のパーツ3点です。

最終脱脂処理を行い、エアーブローを行って埃を飛ばします(これだけで10分くらいは時間を掛けています)。

サフェーサーを研いだ際に角など下地が露出している箇所があるので、

そういった箇所には金属用のプライマーを塗布しておきます。念のためですが、金属に直接上塗りを行う事は出来ません(大抵後で何かしらの問題が起きます)。

まずはベースコートを塗布します。極力彩度を高くしたかったので黒は入れておらず、なので隠ぺい性が弱いですから下色を塗って塗膜の厚さを抑えるように塗っています。下塗り+作成した色=合計4コートとしました。ベースコートを厚塗りすると塗膜自体の強度が弱くなるので、出来るだけ薄くする必要があります(塗膜限界)。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

ちなみに本体に装着されて目立つのは画像手前の側面部分となりますので、

2コート目のクリアー塗装後は画像のように目立つ面(見せる面)を地面と水平にした状態にしておきます。というより、ここまで塗り込むとあのままの状態では垂れてしまうので、こうやってレベリング(平滑化)を待つという作戦です。

車の修理塗装とは違って出来るだけ塗り肌を無くしたい為、エアー圧を落としてガン距離をかなり近くし、スプレーガンから吐出したクリアーの溶剤分を極力揮発させないまま被塗面に当て、出来る限り長い時間ウェットを保つようにしています。缶スプレーの説明書などには「15センチくらい離して」と記載されていますが、今の小物塗装の場合では3センチくらいまで近づけて塗っています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!