アーケードコントローラーケース 下塗り

先日下準備=素地調整~足付け処理を行っておいたアーケードコントローラーの筐体=ケースです。

そのまま本塗りを行う事も可能ですが、今回その前にクリアーの下塗りを行います。所謂「二度塗り」ですね。

元々はケース内部に入る画像左側のプレートのみ2度塗りを行う予定でしたが、

筐体を足付け処理した際に細かい凸凹が気になったので、

表面をダブルアクションサンダー#240→#320→#400で研磨しておきました。さらに細かい番手で研いでペーパー目を均すのも良かったのですが、どうせならと言う事で今回こちらもクリアーを下塗りしておく事にしました。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗布したら、

クリアーを塗って下塗り完了です。

クリアーは本塗りと同様2コート塗っています。

ただしフチにクリアーが溜まるのを避けたかったので、通常使うスプレーガンより口径を小さく0.8mmを使いました。

尚、次に行う本塗りでは内側も一緒に塗装します。

内部に敷くこちらのプレートは表面がザラザラとした梨地で、

クリアーを塗った直後はそれを感じない状態になっていますが、この後完全硬化すると艶引けしたような仕上がりになります。今回それを防止する為の下塗りですね。勿論クリアーでは無くサーフェサーを使っても良いのですが、サフェはそれ自体で肌を荒らすので(凸凹になるので)この溝すべてをペーパー(研磨紙)で手研磨を行うのは現実的ではありませんから、肌を荒らし難く足付け処理だけで済むクリアー(上塗り)を採用しているという訳です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アーケードコントローラーケース 下準備

先日お預かりしておりましたアーケードコントローラーの筐体=ケースです。

裏側のゴムマットは今回剥がさずマスキングで対応します。まずは作業時に汚れない為の養生ですね。

筐体は素材がABS樹脂でザラザラ感も少ないので研磨してそのまま上塗りを行う予定だったのですが、

当て板を使ってペーパー掛けをすると結構凸凹としたウネり(成型時の歪)があって、このまま艶が出るとそれがとても目立ちますから、

ダブルアクションサンダー#240→#320→#400をしっかり当てて凸凹を均しておきました。

また今回は内部=筐体内側の塗装も承っていますのでこちらも足付け処理を行います。まずは当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン)を使います。#800相当となります。

ケース底に装着される網目状のパネルは二度塗りを行うので、こちらは少し番手が粗い#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で足付け処理を行います。

ただこれだと表面だけしか研磨出来ないので、

ウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)とナイロンブラシを使って溝の部分の足付け処理を行います。

同じく筐体内側のヘラが入り難い箇所もこの方法で足付け処理を行います。

予め外しておいた小さいパーツも同じ方法で足付け処理を行い、最後に流水でしっかり洗浄します。

その後エアーブローで水気を飛ばし、乾燥させます。

ケース内側は予定通り1回のみの上塗りですが、外側の凸凹が気になったのでこちらは2度塗りで行なおうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アーケードコントローラーケース塗装承ってます

先日到着しておりましたアーケードコントローラーの筐体=ケースです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼頂いているのはこちらの2部品で、左側がケース土台部分、右側の網目状になっているプレートはケース底に装着される構造になっています。

ご依頼内容はこれらをトヨタ86純正色の「ブリティッシュグリーン・リミテッド」で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。尚、画像の土台部分は外側・内側どちらも塗るよう承っています。

尚、土台部分の裏側には滑り止めのゴムシートが貼ってあって、

本来なら一旦剥がして塗装完了後に再び貼り付ける方法が望ましいのですが、かなり強固に接着剤でくっ付いているようで剥がすとゴムシートが破けてしまう恐れがあるので今回はマスキングでの施工となります。

側面のスイッチが装着される穴の所には文字がプリントされていますが、今回はそちらは一緒に塗り潰してしまいます。

ちなみにこれを残したい場合、白い部分だけをマスキングするというのは物理的に難しいので、その場合は塗装する前に各文字をデータ化→一旦ベースコートで塗り潰してクリアーを塗る前に塗装またはデカール等で再現します。似たような物としては以前塗装したロジクールのキーボードケースのような感じですかね。

また土台内側にはネジで止まった部品があるので、

こちらは事前にオーナー様に確認して取り外し→別体で塗装した後に再度同じ様に取り付けておくようにします。内側の塗装は表側より難しいので、ストレスになりそうな事は極力減らしておくようにします。

底に引く網目状のプレートは、

表面がザラザラとした梨地なのでこのまま上塗りをしても艶が引けたような状態になりますから、別途下塗りを行う「2度塗り」で対応しようと思います。尚、塗装するのは表側のみとなります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

Qanba obsidian ゲームコントローラー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたQanba obsidianアーケードスティック(家庭用コントローラー)パーツ3点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介させて頂きます。

元々はシルバーが塗られ、またアルマイト被膜が施された状態でしたが、

既存の塗膜を剥離し、またサンドブラスト処理を行ってから下地を整え、上塗りを施しています。

色はご指定頂いた画像「深紅」を参考に塗料を作成しています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はいつもの通りサイズの縮小以外は未加工となります。

本体も一緒にお預かりしておりましたので、参考に仮止めをして撮影をしてみました。

時々ですが塗膜の強度についてご質問を頂く場合があるのですが、当店で提供する塗装は自動車ボディのそれと同様とお考えいただいて大丈夫です。使用材料・設備・下地処理・上塗り共に自動車を補修塗装する物と全く同じ内容となっています。

色を作成している時の画像だとピンクっぽく見えた感じもしましたが、実際の色味はこちらの画像の方が近くなりますのでご安心くださいませ。色はそれ単体では判り難く(表現がし難く)、相対する物があってその色味を感じる事が出来ます(比色)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

Qanba obsidian ゲームコントローラー 本塗り

先日下準備を行っていたQanba obsidianアーケードスティック(家庭用コントローラー)のパーツ3点です。

最終脱脂処理を行い、エアーブローを行って埃を飛ばします(これだけで10分くらいは時間を掛けています)。

サフェーサーを研いだ際に角など下地が露出している箇所があるので、

そういった箇所には金属用のプライマーを塗布しておきます。念のためですが、金属に直接上塗りを行う事は出来ません(大抵後で何かしらの問題が起きます)。

まずはベースコートを塗布します。極力彩度を高くしたかったので黒は入れておらず、なので隠ぺい性が弱いですから下色を塗って塗膜の厚さを抑えるように塗っています。下塗り+作成した色=合計4コートとしました。ベースコートを厚塗りすると塗膜自体の強度が弱くなるので、出来るだけ薄くする必要があります(塗膜限界)。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

ちなみに本体に装着されて目立つのは画像手前の側面部分となりますので、

2コート目のクリアー塗装後は画像のように目立つ面(見せる面)を地面と水平にした状態にしておきます。というより、ここまで塗り込むとあのままの状態では垂れてしまうので、こうやってレベリング(平滑化)を待つという作戦です。

車の修理塗装とは違って出来るだけ塗り肌を無くしたい為、エアー圧を落としてガン距離をかなり近くし、スプレーガンから吐出したクリアーの溶剤分を極力揮発させないまま被塗面に当て、出来る限り長い時間ウェットを保つようにしています。缶スプレーの説明書などには「15センチくらい離して」と記載されていますが、今の小物塗装の場合では3センチくらいまで近づけて塗っています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!