アーケードコントローラーケース塗装 完成

大変お待たせしました!先日内側の本塗りを終えていたアーケードコントローラー筐体(ケース)とその内部に装着されるプレートの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

トヨタ86純正色の「ブリティッシュグリーン・リミテッド」で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

裏面の底に貼ってある滑り止めのゴムマットは接着剤でガッチリ着いていたのでこちらは剥がさずマスキングで対応しています。

ゴムマットはマスキングテープが付き難い素材で、また断面の厚みが薄いのでマスキングテープを貼るのが難しかったのですが、何とか違和感なく仕上げられたかと思います。

網目状のプレートを装着するこの様な感じになります。

内側も艶々に仕上げているので、

綺麗に写り込みしているのが判るかと思います。

 こちらの丸い部品は一旦取り外して別体として塗っています。

網目状のプレートは表面がザラザラとした梨地だったので、

一旦クリアーのみを塗ってそれを埋め、再度足付け処理をしてから上塗りを行っています。

外側も同じく一旦クリアーのみ下塗りしてから上塗りを行っています。こちらは主に細かい凸凹(ヒケ)を均す為ですね。

ゲームコントローラーに限らず家電製品等の塗装のお問合せは結構あるのですが、塗装費用で新品が何個も買えてしまうような金額になる為、御依頼に至るのは比較的稀だったりします。5千円で買えるオーブントースターを塗るのに10万円を出すのは余り現実的では無いですよね(ただ店舗で使う設備=レジスターやエスプレッソマシーンにショップのイメージカラーで塗装したりロゴを入れる等の御依頼は結構あります)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

アーケードコントローラーケース内側 本塗り

先日外側の本塗りを終えていたアーケードコントローラーの筐体=ケースです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

塗装した外側には塗料ミストを飛ばさないようマスキングしています。

フチの所は、マスキングテープの端を折り返してヒラヒラとさせた状態の物を貼っています。

判り難いと思いますので画像で紹介しますね。

画像は12㎜幅のマスキングテープで、

それの3分の1程を内側におり込んで糊が着かない状態にします。

塗料を飛ばしたくない箇所には通常通り糊がある面でマスキングテープを貼り、

糊面を内側に折り込んだヒラヒラした部分を4ミリ程はみ出した状態にしています。これによってスプレー時のエアーで巻き返し(吹き返し)が起こり、奥の谷の部分=フチにクリアーが溜まらないようになります。特別な技術と言う訳では無く、自動車ボディの塗装ではほぼ日常的に使う方法です。イメージとしては料理人が卵を片手で割るのと同じくらいな感じですね。

よく脱脂清掃したらエアーブローで埃を飛ばし、プラスチックプライマーを塗ってベースコートを塗布します。

色は外面と同様、トヨタ86純正色の「ブリティッシュグリーン・リミテッド」となります。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

外側と違って凸凹した箇所が多いので、スプレーパターンを絞って各部位を狙い打ちしながら塗り込んでます。

外側に貼っていたマスキングテープは、2コート目のクリアーを塗り終わったら直ぐに剥がしてフチが馴染むようにしておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日再び60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アーケードコントローラーケース 本塗り

先日下準備を行っておいたアーケードコントローラーの筐体=ケースと、

その内部に装着されるプレート、

それにネジで固定されていた丸いパーツです。

内部に装着されるプレートは表面がザラザラとした梨地だったので、そのまま塗っても艶が引けたような仕上がりになってしまいますから、一旦クリアーで下塗り→完全硬化後に再度足付け処理をしてあります。

筐体の外側はそのまま上塗りを行うつもりでしたが、研磨してみると小さい凸凹が目立って気になったのでこちらも一緒にクリアーを下塗りしておきました。その後再び全体を足付け処理してあります。底のゴムマットはガッチリ接着されているので剥がさずマスキングで対応していて、途中ひっくり返す場面が出てくるかも知れなかったので板を貼ってあります。

プラスチック素地が露出している箇所は無いのでプラスチックプライマーは塗らず、そのままベースコートを塗布します。

色はトヨタ86純正色の「ブリティッシュグリーン・リミテッド」となります。イエローパールとグリーンパールが入っています。

ゴムマット部外周のマスキングが壁の様に立っているのはマスキングテープを折れない為で、ゴムの厚みが約1ミリ、しかもテープがくっ付き難い素材なのでマスキングを折るとテープのフチが浮いてしまいますから、6ミリ幅のマスキングテープを立てたままの状態で固定→反対側からそれを抑えるように貼っています。

こちらのパーツは下塗りをしていないのでプラスチックプライマーを塗布しています。

ベースコートが終わったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

尚、本来なら今回の本塗りで筐体内側も一緒に塗ろうと思っていましたが、前記したようにゴム部のマスキングが難しい感じだったのでそれぞれ別けて塗る事にしました。先に内側を塗っても良かったのですが、タイミング的に先に外側を塗る事にしました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

集合体恐怖症だと見れないかもですね。

ゴムマットフチに貼っていたマスキングテープは2コート目のクリアーを塗り終わったら直ぐに剥がしてあります。

 この後一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。筐体内側の塗装はその後ですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アーケードコントローラーケース 下準備

先日下塗りのクリアーを塗っておいたアーケードコントローラー筐体の中に装着されるプレートです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

ぱっと見は艶があるように見えますが、

よく見ると元々あったザラザラの梨地が残っていて艶が引けたような感じになっているのが判るかと思います。

その後表面を#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で軽く研磨し、

さらにウォッシュコンパウンドとナイロンブラシで溝の部分を足付け処理します。

最初にも行った工程ですが足付け処理は全ての塗装前(接着前)の行程で必要な作業で、塗装に掛かる費用は塗るだけでは無く、むしろこういった地味な(時間の掛かる)作業に費やされていたりします。中々判り難いですよね。

その後流水とエアーブローでよく洗い流し、乾燥させたらマスキングを行います。尚本体(筐体)の方は水は使わず、ゴミが着いた箇所は#800相当でコシのある研磨剤=トレカットイエローで平滑に研ぎ、その後先ほどと同じアシレックスレモンで足付け処理を行っています。

昔、一緒に仕事をしていた自動車の板金屋さんの多くは「なんで直ぐ剥がすのに綺麗に貼らないといけないのか至極馬鹿らしいし面倒臭い」とマスキング作業が嫌いな人が多かったですが、塗装屋はそれが如何にに大事か(適当にやると後でとんでも無い目に遭うか)良く判っているので、時間が掛かってもこの辺は丁寧にやるようになります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アーケードコントローラーケース 下塗り

先日下準備=素地調整~足付け処理を行っておいたアーケードコントローラーの筐体=ケースです。

そのまま本塗りを行う事も可能ですが、今回その前にクリアーの下塗りを行います。所謂「二度塗り」ですね。

元々はケース内部に入る画像左側のプレートのみ2度塗りを行う予定でしたが、

筐体を足付け処理した際に細かい凸凹が気になったので、

表面をダブルアクションサンダー#240→#320→#400で研磨しておきました。さらに細かい番手で研いでペーパー目を均すのも良かったのですが、どうせならと言う事で今回こちらもクリアーを下塗りしておく事にしました。

よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗布したら、

クリアーを塗って下塗り完了です。

クリアーは本塗りと同様2コート塗っています。

ただしフチにクリアーが溜まるのを避けたかったので、通常使うスプレーガンより口径を小さく0.8mmを使いました。

尚、次に行う本塗りでは内側も一緒に塗装します。

内部に敷くこちらのプレートは表面がザラザラとした梨地で、

クリアーを塗った直後はそれを感じない状態になっていますが、この後完全硬化すると艶引けしたような仕上がりになります。今回それを防止する為の下塗りですね。勿論クリアーでは無くサーフェサーを使っても良いのですが、サフェはそれ自体で肌を荒らすので(凸凹になるので)この溝すべてをペーパー(研磨紙)で手研磨を行うのは現実的ではありませんから、肌を荒らし難く足付け処理だけで済むクリアー(上塗り)を採用しているという訳です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!