スーパーセブン カーボンフェンダー 下塗り(一回目)

先日旧塗膜の剥離~素地調整を行っていたロータススーパーセブンのプリプレグカーボン(ドライカーボン)のリヤフェンダーです。

よく脱脂清掃し、エアーブローを行って埃を飛ばします。

プライマー等は何も塗らなく、そのままトップコートクリアーを塗ります。密着剤等を使う(頼る)と結局最初のような状態になってしまうのでこれは余り意味が無く、また炭素繊維強化プラスチックと言っても使われている樹脂はエポキシ系ですからプラスチックプライマーの塗装も必要ありません(これはポリエステル系のFRPも同様です)。以前「FRP用プライマーサーフェサー」と言う商品を見た事がありますが、通常のプライマーサーフェサーと何が違うのか私には判りません。

下塗りはとにかく膜厚を確保する必要がありますが、一度の行程で厚塗りし過ぎると後にクラック等の原因になるので、3コートまでとしています。

しつこいくらいの下地処理のお陰で(または剥がれた塗膜に離型剤の類がくっ付いていってくれたお陰か)ハジキ等は少なく、大きめの巣穴にはクリアーを筆挿しておきます。

この後60℃40℃程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、再び全体を研磨・足付け処理し、クリアーを塗ります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。引き続きもう少々お待ちくださいませ!