シャッターボックス 本塗り

先日お預かりしておりました電動シャッターのステンレス製キーボックスです。

スポット溶接の凸凹があったのでサーフェサーを塗って研磨する予定でしたが、

#120のダブルアクションサンダーで研磨したところそれらは比較的平らになってくれたので、予定を変更してプライマー塗装のみとする事にしました(勿論その分の費用も下げられます)。

内側は塗らないよう承っていますので、

蓋を開けた状態である程度のマスキングを行い、

蓋を閉めた状態で裏側全面を養生し、手で持って塗れるよう芯棒を固定します。

よく脱脂清掃し、まずはプライマーを塗布します。

うっかり途中工程の撮影を忘れてしまっていたのですが(すいません・・・!)、プライマー塗装後、下塗りとしてVW社のサンフラワーを1コート塗り、

その後ご指定頂いたフェラーリGIALLO MODENA(カラーコード:4305)を塗っています。4305は隠ぺい力が高く無いので下塗りを行っています。

尚、今回のシャッターボックスはクリアランスがかなり厳しい(狭い)事もあり、

ベースコート塗装後、一旦マスキングを剥がして扉を開いた状態でフチを軽く研磨し、

再び蓋を閉じた状態でマスキングをし直して、

それからクリアーをコートしています。

本来なら蓋が取れてくれれば枠と扉を別々に塗れるのですが、今回の製品は溶接で固定されてしまっているのでそれが出来なく、そういった事もあってサーフェサーの行程を省けたのは良かったです。

何とかうまく隙間が埋まらずに塗れたと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!