シャッターボックス塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたガレージ電動シャッターの ステンレスボックス塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は未塗装の状態だった物を、

スポット溶接痕の凸凹を削って均し、プライマーを塗装→フェラーリ「GIALLO MODENA」(カラーコード:4305)の色で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

枠と扉が分解出来ない構造なのが難しく、

また隙間が無いので塗料がくっ付かないように気を付けました。

内側は塗らないよう承っておりますのでそちらはステンレス素地そのままの状態となります。

先日いつものブレーキ屋さんに「ステンレスってどう塗るの?」と聞かれましたが、そもそもステンレス材はスチール(鉄)にクロムが含まれた金属なので、そう考えれば特に難しい物ではありません。

蝶番は穴にシャフトが挿し込まれた構造で、一般的な蝶番に比べると余りカッチリとしていない為に適当に開け閉めをすると塗膜に傷が付いてしまう恐れがあるのですが、基本的にはこちらを開ける事は無くリモコンでの操作になるとの事で安心しました。

壁に設置するとフチも見える筈なのでそこまでしっかり塗ってあります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

シャッターボックス 本塗り

先日お預かりしておりました電動シャッターのステンレス製キーボックスです。

スポット溶接の凸凹があったのでサーフェサーを塗って研磨する予定でしたが、

#120のダブルアクションサンダーで研磨したところそれらは比較的平らになってくれたので、予定を変更してプライマー塗装のみとする事にしました(勿論その分の費用も下げられます)。

内側は塗らないよう承っていますので、

蓋を開けた状態である程度のマスキングを行い、

蓋を閉めた状態で裏側全面を養生し、手で持って塗れるよう芯棒を固定します。

よく脱脂清掃し、まずはプライマーを塗布します。

うっかり途中工程の撮影を忘れてしまっていたのですが(すいません・・・!)、プライマー塗装後、下塗りとしてVW社のサンフラワーを1コート塗り、

その後ご指定頂いたフェラーリGIALLO MODENA(カラーコード:4305)を塗っています。4305は隠ぺい力が高く無いので下塗りを行っています。

尚、今回のシャッターボックスはクリアランスがかなり厳しい(狭い)事もあり、

ベースコート塗装後、一旦マスキングを剥がして扉を開いた状態でフチを軽く研磨し、

再び蓋を閉じた状態でマスキングをし直して、

それからクリアーをコートしています。

本来なら蓋が取れてくれれば枠と扉を別々に塗れるのですが、今回の製品は溶接で固定されてしまっているのでそれが出来なく、そういった事もあってサーフェサーの行程を省けたのは良かったです。

何とかうまく隙間が埋まらずに塗れたと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

シャッターボックス塗装承ってます

先日到着しておりました電動シャッターのボックスケースです。こちらは以前ランボールギーニのアルミ製ロールバーをご依頼頂いた方でして、この度も当店をご贔屓頂き誠にありがとうございます!

素材はステンレス製で、扉は外せない構造になっている為、この状態のまま表面の塗装を行います。蓋を開けた内側は塗らないようマスキングをして対応します。

素材はステンレス製で、

この状態(ヘアーライン加工)なら溶接痕は武骨で格好良いのですが、これに塗装を行うと変に見えてしまう恐れがある為、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程でこれらを均してから上塗りを行おうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

ちなみに余談ですが、当店で自動車部品以外のご依頼で多いのがこういった建築内装製品で、こちらの日記では紹介していませんが、業者様からのご依頼で、換気扇やエアコンパネル、手摺の土台部分やカーテンレール、業務用の焙煎器なども塗っていたりします。製品自体の金額に比べると塗装費はかなり高くなるので、個人の方からだとご依頼に至るケースは稀ですが、富裕層の顧客から依頼を受けて家を建てているデザイン関連の企業や工務店からすると、コストの事は二の次になるらしく、「とにかく美しく、そして長持ちする物を!」となってご贔屓頂けるようです。