R33スカイラインブレーキキャリパー 本塗り

先日お預かりしておりました日産R33スカイラインの純正フロントキャリパーです。いつものブレーキ屋さんにて、サンドブラスト処理~洗浄~マスキングまでの作業を行って頂きました。

今回は「キャリパー正面の凸部分を削ってフラットに」と承っておりますので、まずはグラインダーで大まかに削ります。ちなみに通常はブラストを行う前にやっておくのですが、今回はお急ぎだった事、またブレーキ屋さんのタイミングに合わせて先に行って頂いています。

今回は面が大きかったのでベルトサンダーを使う事にしました。

ある程度平滑に削り、

その後はシングルサンダー#120~で深いペーパー目を均し、

最後にダブルアクションサンダー#120~#180で目消しを行います

その後全体を洗い流すようにして脱脂清掃し、

まずは全体にプライマーを塗布します。

今回は新たなデザインでのロゴ入れを承っておりまして、最初にデータ上でサイズを合わせておきましたが、念のためプリントアウトした物をキャリパーに当てて最終確認を行っておきます。

その後全体にベースコートの黒を塗布し、

ボルト固定部やシャフト挿し込み穴等の箇所をマスキングします。クリアーで膜厚が付かないようにする為ですね。

作成したマスキングシートを所定の位置に貼り、

周りを養生してベースコートの白を塗布します(具体的にはVWキャンディホワイトです)。

 ロゴ入れが完了し、

再び天井から吊るしたらエアーブロー&タッククロスで埃を飛ばし、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

ロゴ部分は段差になっているので最後に研磨して磨き処理も行います。

その他のマスキングも剥がせる箇所は剥がしておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!