UAZ-452バックランプレンズ 下塗り

先日お預かりしておりましたGAZ社UAZ-452のバックランプレンズです。タイミング的に少し早いですが、今回同じような内容でTE47のレンズを塗装していたので、そちらと並行して作業を行っています。

今回の部品は新品との事なのですが、レンズ表面に小傷が幾つかあり、ただパテやサフェは使えないので、今回はクリアーの2度塗りを行う事で対応する事にしました。ですので作業自体は本塗りと変わりありませんが、今回は下塗りとなります。被塗面は#800~#1300で足付け処理をしてあります。

プラスチックプライマーを塗布し、クリアーを塗って下塗り完了です。

下塗りですがクリアーはクリスタルクリアーで、またこちらのレンズは数年でボロボロになってしまうとの事で、多少でも割れにくくなるよう軟化剤を添加してあります。

ちなみに今回の下塗り作業を行ってみた感じではPS=ポリスチレンのような弱い樹脂では無かったようで、もしかしたらエポキシ樹脂の可能性があります。普通こういったパーツにエポキシ樹脂を使う事は無いのですが、これの特性(デメリット)としては耐候性が低い傾向にあるので、そういう点では今回の塗装は耐久性を高められるメリットがあるかと思います。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させたら次は本塗りとなります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!