先日調色作業を終えていたスカイラインGT-R RB26改28タイミングベルトカバーです。よく脱脂清掃し、エアーブローを行ったら本塗り準備完了です。
サフェ研ぎの際、角などで素地が露出してしまっている箇所があり、
そのまま上塗りを行うとまた腐食やブリスター等(剥離)の原因となる為、
裏返し、表側と同様にフチなど怪しい箇所にもプライマーを塗っておきます。
まずは調色作業で使えなかった(廃棄になる筈だった)色を下塗りとして下地を隠ぺいさせ、
続けて調色済みの色を2コート程塗ってベースコートが完了です。500ml使う予定でも最初は200mlだけ色を作り、そのまま使えれば改めて在庫していた色を混ぜて下色を作り、または最初に作った200mlがダメになったらそれをそのまま下色に使う事で無用な廃棄を減らしています。このお陰でベースカラーに関しては廃棄はほぼゼロになっています。
ベースコートが乾いたら凸文字部分を研磨します。最初は#180から始め、最終#1300まで徐々に番手を細かくしていってアルミ素地を光らせます。
その後はエアーブローとタッククロスを使ってよくクリーニングをし、
露出したRB28のアルミ素地部に密着剤を塗布し、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
小物塗装では極力塗り肌が出来ないようレベリング重視(シンナー&硬化剤を遅めの物に選択)としています。
今回のように凸文字を変更するような作業は比較的マニアックで、以前は数年に一度程度だったのですが、Twitterを始めてからは年中これを行っているような状況になりました。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!