先日お預かりしておりましたシビックドアインナーパネルです。
今回は塗装とは別にこちらのCIVICの凸文字の除去も承っています。
場所が場所だけに余計な箇所に傷をつけたくないので、 凸文字以外の部分をしっかり養生します。
また今回のように狭い場所だと一般的なエアーツールは使えませんから、それぞれ先端のディスクが小さい物を使います。
先日オートサービスショーに行った際に、極小径の電動ポリッシャー(コードレスの充電式)で良い物があって、それを手持ちの工具で使えるようにしたかったんですよね。
と言う訳で、まずはシングルアクションの#120で粗研ぎを行い、
その後3Mのブツ取りサンダー(オービタルサンダー)で平滑にします。
ブツ取りサンダーは通常塗装後の磨き作業で使う物ですが、小物塗装屋になって使う機会が殆ど無くなったので、番手の粗いペーパーをレーザー加工機でカットして、今回のような下地作業で使えるようにしています。
最後に#500相当で周りを足付けします。サフェを塗るのは内側の「山」のプレスラインまでにします。
マスキングテープの端を折ってヒラヒラとするようにし、それを「山」のプレスラインに沿って貼ります。サフェの段差がバツん!とならないようにですね。
ウェットで5コート程塗ったらフチのマスキングテープを剥がしておきます。
この後は一晩自然乾燥させ、後日サフェ研ぎ→全体の足付け処理を行います。
また元々塗られているクリアーにゴミが多いので(よく製品として出せるなぁというレベルです)、それらもしっかり除去しておくようにします。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!