規模は違いますが

factory11最近「以前のプロフィット」の事について話す機会が何度かあったのでちょっと紹介させて頂きますね。

現在のPRO_Fit(プロ・フィット)は小物の塗装専門となっていますが元々は車体を塗っていました。上の画像は横浜に構えていた頃の工場で、事務所スペースを合わせると100坪以上、またこの他にも(詰めれば)10台くらい置ける車庫も借りていました。ただ働いている人数としては大体2~3人くらいと面積に対してはかなり少人数で、比較的ゆったりと理想的な仕事が出来ていたと思います。メインの業務は勿論自動車板金塗装でしたが、この頃にも今と同じ様にバイクのカウルやヘッドカバーなどの小物の塗装も行っていました。

ただそもそもが車体の塗装を行うのが前提の工場構えで、しかもその殆どが外国車の保険修理作業という事ですからそれなりにコストを掛けていたので環境で「小物」を塗るのは正直難しい所がありました。小さい物でも作業時間はそれなりに掛かりますから時間工賃で考えると同じ仕事をしても費用は今の数倍になってしまうのです。

ただ塗装をやっていて判った事は、どうも自分的には小物の方が向いているところがあって、恐らくこれは「全ての作業を自分一人でやりたい」(人の任せられないと言う病気)という事だったと思います。この頃は板金も多少はやりましたがやはり基本は塗装屋で、ただ車を扱う以上「塗装だけ」とはいきませんが、その点「小物」に限定すれば(基本的に)自分一人で仕事が出来ますから私的には理想的な形なんですよね。今の工場は以前程華やかではありませんが全然事足りていますし、何よりも運営コストが数分の一で済んでいますから気が楽で本当に助かっています。

factory10上の画像はPRO_Fitの二回目の工場で、この時に入っている車は、左からベンツ、レンジローバー、シトロエン?、BMW、ルノー?と、こんな感じに日常的に外車ばかり入っていましたが、やはりと言うか時間を掛け過ぎていた為か傍から見る程儲かってはいなかったと思います。もっと伝票の改ざんとか、水面化で部品の再利用とかをしていれば今頃フェラーリなんかにも乗れていたかも知れませんね。まあ当時から一般顧客メインでやっていたのでそんな事をすれば勿論裁判沙汰ですが(笑)。

ちなみに私の給料としてはこの頃も今も殆ど変わりはありませんでして、そもそも売り上げと給料は比例はしなくサラリーマンよろしくいつでも固定になっています。なのでリスクが減った分を考えると今の方が精神的に断然楽でして、ただ何故か当時よりも労働時間が長くなっているのは・・・気のせい、ですよね(苦笑)。

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