いよいよ自動運転が!

tesla本日遂にTeslaの自動運転が日本国内で利用可能になったらしいです。いやー、本当に凄いです。まさに攻殻機動隊の世界がやって来てしまったみたいです。

上の画像は無人で車庫入れをする車で、る動画はTeslaオフィシャルサイトからどうぞ。

自動運転についての課題はまだ沢山あると思いますが、私的には結構歓迎なところがあって、あとは私が乗るような一般大衆車にも普及してくれればと思っています。運転する楽しみは別として悲しい事故が無くなってくれればそれ以上の事は無いですからね。今日の悲惨なバスの横転事故もこれがあれば防げたのではと思っています。

しかし問題なのは(と言って良いのか判りませんが)車の事故を対象とした職種で、私が以前行っていた自動車板金塗装などはこれからちょっとマズイかも知れません。

ただ自動車の板金塗装に関する業務と言うのは実は相当色々な事やっているので、意外と他の仕事に潰しが効くと言うか、幾らでも応用は出来ると思っています。私の今の小物塗装もそうですからね。

ディーラーのような内製工場はまた別の話として、小さな町工場の場合であれば、「金属の溶接・板金」、「FRPの補修・加工」、「各種接着」、「内装の補修」、「電装系」、「ガラスの脱着・補修」、「塗装」、「磨き」、「コーティング」など、対象が車だとしてもかなり広い範囲の事を覚える事となります。

ちょっと古くなりますが「湾岸ミッドナイト」なる漫画に出て来たセリフで、「ミラー一つあればボディは元に戻せる」なんて言葉がありましたが、あれも全然大げさな話では無く、板金屋さんなら各パーツを溶接してモノコックボディだって作る事が出来たりしますから、それらの技術を応用すれば大抵の事は出来ると思うんですよね。

勿論対象が車のままで出来ればそれが一番で、事故が起きない世界で行う自動車板金塗装の業務としては古い車のレストアが一般的ですが、私的には新しい車を、乗り手の趣味に特化した改造とかも面白いと思っています。例えば小物の塗装が出来る、移動可能な塗装ブース付き車両とか・・・(笑)。

復活

porsche (1 - 1)通勤途中にある知人の工場とピカピカのポルシェなのですが、実は一時期結構ボロボロの状態で、トランクのフロアーなんて錆で穴が開いてしまって地面が見えてしまう!と言う程でした。その内運転していて床が抜けてしまうんじゃ・・・なんて事も言っていましたが、あながち冗談でも無かったかも知れません。

が!その後フロアーも新品パネルに交換し、ボディもオールペンして復活を遂げました。画像が白黒なのは一応車が特定されたら嫌かと思ってボディーカラーは判らないようにしています。

ちなみにこの車両をレストアした当時のオーナーはその板金工場に勤め人として働いていて、修理費をその会社に払って板金は同僚に、ボディの塗装は自ら塗る!と言う事で修理に携わりました。これなら社員割引みたいな感じで費用は安く済みますし、何よりも一番落ち着いて作業が出来るベストな方法だったと思います。

その後私と同じくオーナーは独立した訳ですが(私も一時期その会社に勤めていました)、自分の工場に自分の車を入れて修理出来る筈は無いので、その時が車にとってもオーナーにとっても一番良いタイミングだったと思います。交換しようと思って購入していた新品のフロアーは何年も放置されたままでしたからね(笑)。いやー、本当によかったよかったです。

 

 

懐かしの3コートピンクパール

img57以前の日記や社外記をgoogle画像検索機能を利用してサムネイル表示出来るようにしていたら、ちょっと懐かしい画像が出てきたので紹介したいと思います。PRO_Fitが初期の頃に行った、某チューンショップのデモカーを塗らせてもらった仕事ですね。色は3コートピンクパールで、東京オートサロンに出品されているのをわざわざ行って撮影して来ました。

silvia1ボディ自体の全塗装に加えてエアロパーツ、そしてエンジンルームも全て塗っています。確か室内とエンジンルームの壁に大きな穴を開けてエンジン自体を後方にズラしていたと思います。重量バランスの為ですよね。またエンジンルームを含む室内全てスポット増しされているのでそれの焦げ跡を処理するのが大変だった記憶があります。ちらっと見えますが、ボンネットの裏もテロテロに仕上がっている所に若き日の気合を感じます(笑。まあ若くなくてもやはりテロテロに仕上げると思いますが)。

ちなみに自動車の塗装は経営が苦しいから辞めた訳では無く(と言うか赤字になった事は今まで一度もありませんし仕事にも困った事がありませんでして)、理想を追った結果今の「小物塗装」になっただけです。日記の方でもちょっと書きましたが本日STANDOXのデモマンの方と久しぶりに話をしまして、なるほど良い形に持って来れたなぁと今更ながら自己満足に浸りまして(笑)。

もうまるで不法投棄

porsche-2通勤ルートの途中に知り合いの板金塗装工場があって、今日は珍しく夜遅くまで営業していたのでちょっと寄ってみる事にしました。私がここを通る時間に開いている事なんて殆ど無いんですけどね(って言うかそもそもこの時間にやっているのはコンビニくらいのものですが)。

で、どうやら話を聞いてみると今日これから塗装する物が明日納車する車の物という事で(!?)、なのでどうしても今日中には塗り終えておかないといけないらしいです。って言うか日付変更時刻はもう間近ですし、そもそも単に塗るだけでは無く組み付けもありますから、どれだけタイトに仕事しているんですかって話なのですが・・・(恐)。

と言う訳で、仕事の邪魔をしてはいけませんから早々とその場を後にしましたが、工場の向かい側の道路にちょっとあり得無い光景があったので許可を貰って撮影しておきました。車が好きな方なら直ぐに判ると思いますがこれらはどれもポルシェのフェンダーで、しかも真ん中の物はかなり特別な物らしくそれ一個で100万円超え(!)するそうです。

それにしても無造作に、しかもこんな感じで路上に置いてありますから、値段を聞いた後でも私にはこれがゴミにしか見えない訳でして・・・。ただそのギャップは面白いですよね(笑)。

とにもかくにも夜遅くまでお疲れ様でした!(無事終わっていれば良いのですが・・・)