自作カーボンプレート

trek-20先日もちょっと紹介しましたが、自作のエンブレムプレートを自転車フレームの曲面に綺麗にフィットさせた物を作りたい!と言う事で、カーボンプレート自体から自作してみようと思いました。自動車の板金塗装であればグラスファイバーやポリエステル樹脂を扱う場面は良くありますが、カーボンシートを使ってそれで何かを表現しようといった使い方をした事は無かったので一度やってみたかったんですよね。きっと誰もが一度は憧れる物だと思いますし(いや憧れませんか・・・)。

profit14 型に使うのはホームセンターで普通に売っている塩ビパイプで、今回は単に貼るだけでは無く、ドライカーボンを作るみたいに雄型と雌型で挟み込んで見る事にしました。

profit15ちなみに初めてカーボンシートをカットしてみて気付きましたが、マスキングテープは余計に貼らない方が良さそうです。マスキングテープはカットした後にカーボン繊維が解けるのを防止する為に有効なのだと思うのですが、貼り過ぎると後で剥がす時に余計に繊維を解いてしまいます。この辺の使い方からちゃんと勉強しないと駄目そうですね。

profit16 カーボンシート一枚だけだと薄すぎる気がしたので、裏当てとして普通のグラスファイバーも使う事にしました。と言うかカーボン繊維も二重にした方が良いのかも知れません。いつもそうなのですが、私用となると事前の下調べとか全くしないのでして・・・(家電とかカメラの説明書とか殆ど読む事はありません・・・)。

profit17ちょっといきなりになってしまいましたが、型にする塩ビパイプには離型剤を塗りつけたら、ポリエステル樹脂とカーボンシートとグラスファイバーを重ねてもう一つの塩ビパイプで挟み、バイスグリップやシャコマンでしっかり固定します。ちなみにこの樹脂をポリエステルでは無くエポキシにし、真空に抜いた状態で釜に入れて熱を掛ければドライカーボンが出来上がります(多分)。

ここまでの作業を先週末に行っていて、週明けに樹脂が固まっていたので早速離型してみました。

profit20こんな感じでカーブ面のカーボンパネルが出来上がりました。樹脂がしっかり絞りだせたせいか異様に軽いです。と言うか厚みが足りなかったのかどうもチープ感が・・・。

軽量化がメインならこの方法は良いと思いますが、エンブレムにするならもうちょっと厚みがあってしっかりしていた方が良いかも知れません。

と言う事で本日早速リベンジをしてみました(笑)

profit18 「脱泡ロ~ラ~」(ドラえもん風に・・・苦)。

これがあればわざわざ塩ビパイプで挟み込んだりはせず、比較的簡単にカーボンやガラスファイバーが貼れます。ただポリエステル樹脂を扱った後の洗浄にアセトンを用意しないといけないのでそれが面倒で出来れば使いたくなかったのですが・・・(しかも普通は持っていませんし)。

profit19 と言う事で早速(ついさっき)新たに塩ビパイプを縦にカットしてカーボンシートとグラスファイバーを貼り込んでみました。相変わらずカーボンシートは一枚ですが、グラスファイバーを前回よりも倍くらいの厚みにし、脱泡ローラーを丹念に転がしています。

また今回は離型剤は使わず(塗装の大敵なので出来れば使いたく無いのです)、塩ビパイプの内側にクリアーファイルをカットした物をテープで固定してそこにカーボンを貼っています。クリアーファイルは素材がPP(ポリプロピレン)なのでプライマー無しなら樹脂はくっ付きませんからこれなら離型剤無しでも簡単に型から剥がれてくれるのです。と言うかPP製のパイプがあればそれが一番良かったんですけどね。塩ビは付きが良すぎますので・・・。

プレート作りはもうそろそろ良いので、早いとこデカールを貼り付けたいんですよね~(やっぱりそっちの方が好きみたいで・・・笑)。

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