天井の塗装

factory21GW連休中に塗装ブースのメンテナンスを行う予定だったのですが、どうやらそちらはまだ大丈夫らしく、むしろ気になって仕方が無かったこちらの工場一階の天井部分に手を掛ける事にしました。もう気になって気になって、このままでは仕事も集中して出来なくなってしまいそうでして・・・。

factory11 長年(と言っても3年も経っていませんが)ここだけ手を掛けなかったのはとにかく塗り難いからで、しかもさらに先日天吊りネットを取り付けてしまって余計面倒臭い事にしてしまったんですよね。まあいつもの平常運転なのですが。

factory_27 こちらの画像は今の工場に引っ越して来たばかりの時で、今回の天井もそうですが最初は壁も非常に汚かったのです。

factory_29ただこの時は荷物が何も無かったので壁を塗るのはそんなに面倒では無く、本当はこの時一緒に天井を塗れば良かったのですが、既に依頼品も溜まってしまっていたのでその余裕は無かったんですよね。一日でも早く通常業務を始動させたかったのです。

factory12 と言う訳で、今回の天井には壁を塗った時と同じ塗料を使います。同じ色なら壁に着いても関係ないのでマスキングの必要が無いんですよね。

factory13 この天井を塗る上でネックとなるのがこれらの梁で、ローラーでは塗れない箇所は刷毛を使って塗っていきます。一度塗りでは下が透けてしまうので表面が乾いたらもう一度、さらに汚れが酷かった箇所はもう一層塗り重ねます。

factory14と言う訳で何とか一日でやっつけました!

この歪な形の天井を塗るのは想像以上に大変で、半分塗り終わった時点で実は相当後悔をしていたのですが、いつもやっている塗装の仕事と同じくとにかく完成形をイメージして苦行に耐えた・・・と言う感じです。もう二度とやりませんよ(笑)。

factory15 ただ天井まで綺麗になってしまうとどうしても残ってしまった箇所が気になってしまい、二日目からはこちらの作業に取り掛かります。それにしても一体どうして工場の配電盤はいつも木目なんでしょう…。

factory-10と言う訳でジャジャーンと!

工場の二階の壁を塗った時に使った水性艶消しブラックです。今回天井を塗ったとの同じ塗料なので、これを混ぜてグレーを作ります。

factory16先ほどの白と混ぜてグレーにし、序に棚板に使っていたツーバイフォー材も一緒に塗っておきました。

factory17と言う訳で、木目が残っていた箇所も白とグレーで統一されて大分雰囲気が変わったと思います。モノカラーのユニオンジャックに塗ったMINIのボンネットも良い感じで色味が合いました。

天井の塗装は予想以上に大変でしたが、お陰で仕事のモティベーションも大分上がると思います。

4 thoughts on “天井の塗装

  1. 働きますね~(笑)
    うちも、塗装場の壁に白塗って、余剰シート被せたんですが、シンナーの跳ねた所が変色したんですよね・・・。
    ホームセンターで購入したペンキなのですが、物によって違いあるんでしょうかね。

    話変わりますが、御社で、HIPS・PET に塗装する場合、どのような工程となりますか?

    2種類の生地に、同色の下吹き→クリアー となるのですが、商社に確認しましたら、HIPSは専用の下吹き塗料。
    PETは専用のプライマー→下付き塗料と言われました。
    ミッチャクロンなどを吹き、その上から同じウレタン系の下付き塗装じゃダメなんでしょうかね?

  2. お疲れ様です。塗料がペンキ=フタル酸樹脂となるとラッカーシンナーや洗浄用シンナーで普通に溶けるのでそれが原因では?
    水性塗料=エマルジョンの方がその点では強いような気がします(ただしエマルジョンでは十分な艶は出せませんが…)。

    HIPSはPS=ポリスチレン系なので普通にプラスチック用のプライマーで大丈夫な筈です。PETはそう言えば塗装した事は無いかも知れません。と思ったら、以前自転車のカウルパネルの補強でPET製のアングルを使った事がありました。
    http://goo.gl/S4Fkcg
    その時の感想と言えば、アクリルとPPの中間のような感じがした記憶があります。同じく普通のプラスチックプライマーで大丈夫ではないでしょうか。

    と、すいません、watariさんがどのような塗料と仕事なのか詳細が判らなかったので普通に書いてしまいましたが、自動車補修用の塗料では各メーカーからかならず「プラスチックプライマー」なる物が販売されています(ミッチャクロンなんて物を普通は使いません)。
    外資系の物は高いと思いますので、国産の関ペやロックなどの自動車補修用塗料のラインナップから売られている物を遣えばほぼオールマイティーで使えると思いますよ。尚、PE=ポリエチレンは普通は塗れませんので避けた方が無難です。

    これさえあればプライマーを塗って直接上塗り(2液ウレタン)でOKです。

    • なるほど!、ご回答ありがとうございます。
      弊社は、家電製品、自動車内装部品、光学機器、医療機器などの塗装となります。
      こちらの分野ですと、お付き合いしてます塗料メーカーも違いますし、塗装工程も違ってるようですね。
      こちらのブログを拝見しまして、分野が違うとこうも違うのかと・・・。
      大変勉強になります。

      壁塗りの方ですが、タイガーボードに水性塗料を塗った物となります。
      乾燥が甘かったのかな・・・。

      • なるほど!工業製品の塗装といった感じなのですね。
        うちの場合は自動車の補修塗装(板金塗装)からの流れなので使っている物も完全にそちら側になっています。
        ただ最初に行っていた職業訓練学校の先生が建築塗装屋さんで、講師として来てくれている方が金属塗装関係だったので色々教えて貰いました。

        塗装と言っても本当に広いですよね。こちらこそ勉強させて頂ければと思います。

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