工場屋根裏整備

当工場の二階の天井には一部点検口があって(画像は以前当工場に間借りしていた友人の抹茶★ん)、そこから天井裏を除いてみると・・・

比較的広いスペースがあったので、

その後さらに広い点検口(?)を設け、

床板を貼って歩けるようにしました。余り使わない物や軽くて嵩張る物を保管出来るようにしています。

ちなみに上に段ボールを貼っているのは理由があって、

天井の裏側には無数の釘の突起が出ていて、

一番高いところでも150cm程しかありませんから、うっかり頭を当てたりするとただでは済まなかったりしますから、多少でも緩衝出来るようにしています。本当はスタイロフォームを貼って断熱にしたいところですが、さすがにそこまではやってられない感じですかね(コスト的にも時間的にも)。

後から配線を通したりするので床は完全に固定はしておらず、また棚板も作っていないので全体的にゴチャゴチャとした感じです。長く放置していたのですが、郊外に工場を買おう!計画がとん挫してしまったので、そのストレスの矛先として代わりに今の工場をより使い易くするべく整備しています。。

先ほどの反対側はまだ殆ど手付かずで、今はこちら側を歩けるように整備しているところです。奥にあるのはシロッコ型の排気ファンで、レーザー加工機からの排気をここから外に出しています。

工場の建物はぱっと見木造ですが、梁にはH鋼が使われています。今回はこれを利用していて、H鋼とH鋼の間に2×4のSPF材を嵌めこみ、天井をそれで支え、さらに床の根太としています。

という感じで凄く久しぶりにコンパネを買ったのですが、一枚¥2,000まで値上げしていてビックリしました!昔は確か¥980くらいで、その後¥1,280くらいになっていたと思いますが、まさか¥2,000を超えていたとは・・・。

有孔ボード増設

 色見本プレートを飾る場所が無くなってしまったので、新たに有孔ボードを購入しました。

購入は最近話題の楽天オンラインショップで、1840×920のサイズが二枚で送料込み¥6,000くらいでした。¥3,980を超えたので、もう少ししていたらさらに安くなったのでしょうか・・・(運営側は横暴というか酷い扱いですよね)。

 色は白を買ったのでてっきり塗装されているのかと思いきや、そういう色の紙を貼ってあるような感じです。至るところでフチがバリバリになっていますが、ネットショップでの購入ならこういうのも仕方ないと思っています。むしろ割れていなかっただけ良かったです(まあ割れていてもそのまま使いますが)。

 ベースは4ミリ厚のベニヤ板なので、同じ所に何度かカッターを入れて切ります。これだとおが屑が出ないのでとてもGOODです(鋸だったらここでは作業は来ません・・・)。

2枚はそれぞれ縦と横にカットして使います。

 有孔ボードは壁からは少し浮かした状態で固定するので、その間に挟む端材を適当に切って作ります。

 こんな感じで壁に打ち付け、既存の有孔ボードの上と右に延長しました。なんと面積は今までの二倍に!

 さらに色見本プレートを引っかける為のフックも増産しました。

一般的にはスチール製の専用フックを使いますが、今の使い方だとそこまで耐荷重は必要無いので端材のアクリル板をレーザーでカットして自作しています。多分フック一個買うお金で50個くらい作れるのではと・・・。

 さらにマイクを固定するフックも新たに作りました。というか新しく買った有孔ボードの穴の位置が元々あった物と違うという・・・(てっきり規格物かと思って確認しませんでした)。

以前はマイク一つずつに作っていましたが、どうせならばと纏めて置けるようにしました。

 そして後日、マイクの位置を下から上に変えました。

 これだけ空きがあればあと二年は大丈夫そうです。素晴らしい~。

 マイクの色見本は元々目線より下にあった為に色味が判りにくかったですが、今回上になった事で彩度・明度・色相どれも判りやすくなりました。

車の塗装なら色板だけあればそれで足りますが(いや今は測色機だけあれば良いですか・・・)、マイクとかだと実物があった方がイメージは伝わり易いと思っています。

今はウェブ上だけでの紹介ですが、いずれは週末だけでも開放して実物を見れるように出来ればと思っています。

ライティングレール取り付け

 工場二階入り口の照明が、昔ながらのレトロな富士型蛍光灯だったので、

 自宅で使っていたダクトレールを外して持って来ました。レール自体に電気が通るので、好きな位置にスポットライトを取り付けられるという優れものです(まあ今時は普通ですか)。

 一緒に使っていたライトも持ってきたのですが、

 おぉぉぉぅ・・・・輸送中に根元が!

ホームセンターで引き取って貰う為に大きなバッテリーをトランクに積んでいたのですが、ブレーキを踏んだ際にそれが動いてへし折ってしまったようです。慣性の法則恐るべしです(単にそれは自分のせいだろうと言う話ですが)。

 レールライト関連の器具は昔は高価な物でしたが、最近は随分と安くなっているようで、これを機に新たに買い直しても良かったのですが、無用にゴミを増やすのも嫌だったので結局直す事にしました。まあこういう事は仕事のついでに出来ますしね。

 一般的にはこういった個所を直すのは強度的に難しいように思われますが(直してもまた折れてしまう等)、「足付け処理」「脱脂」「プラスチックプライマー」さえ押さえておけば全く問題ありません。今時だと100円ショップでビスフェノールAのエポキシ接着剤が買えますから誰でも普通に直せます(逆に先ほどの三つのどれか一つでも足りないと簡単に折れますが)。アルミ溶接のビードみたいに周りをモリモリにしておけば最初の状態よりも強度が出せます。

 と言う訳で元々着いていた蛍光灯ユニットを外し、レールとライトを取り付けました。天井ボードの柄からどうしても昭和な感じが漂ってしまいますが(次は平成と言うんでしょうか)、中々良い具合になったのではと。

そして暗くなったので点けてみました。

が!使っているのがただのLED電球なので全く雰囲気がありません・・・。色は白々しく、光も拡散し過ぎて、元々使っていた蛍光灯と余り大差がないと言う・・・(苦)。やはりスポットライト(ビームライト)じゃないとそれらしく演出されないですね。

なので既に新たな電球色タイプの物を発注しておきましたので、次に登場する時には格好良くなっていると思います。多分(笑)。

浄化装置 ポンプメンテナンス

 塗装ブースに設置してある浄化装置ですが、少し前からポンプの調子が悪くなっていて、昨日ついに動かなくなってしまったので取り外して分解しました。これが動かないと塗装時に発生する溶剤がそのまま大気に排出されてしまうので、塗装が出来ないのです。

原因は大体判っていて、日記で紹介はしていませんが最近業者様からの結晶塗装の御依頼が増えていて、その塗料がモーター内部にあるフィンに固着してしまうのです。

通常使うウレタン系の塗料であればポンプに入り込む頃には既に固形化されているのでここで粉砕される(らしい)のですが、メラミン系の塗料の場合、適正温度(140℃)にならないと固まらないという性質の為、いつまでもベタベタした状態の塗料が浄化装置内を循環してしまい、こういった問題を起こします。モーターが動いている時は良いのですが、塗り終わって帰って翌日動かそうと思うとうんともすんとも言わない!と言う事になるのです(実際にはサーマルリレーが働いて電源の供給を止めてしまいます)。

 対処方法は簡単で、こびり付いた塗料をシンナーやペーパーで取り除きます。

ちなみに実は少し前にこれと同じことをやったばかりなのですが(なので油断していました)、その時接触面にオイルを塗っていなかったので今回塗料が付着するのが早かったのかも知れません。水が回るので余り意味が無いと思ってやらなかったのですが、やはり効果はあったようです。使ったのはエアーツールに使う普通の潤滑油ですが、耐水性の高い物ならもっと効果はあるかもですね。

ちなみにファン自体は回るので塗装が出来ない事は無いのですが、当店の周りは普通に住宅地なのでそのまま排気と言うのはあり得ないのです。排気ダクトを高くすると言う手もありますが(と言うかそれが普通です)、それだと根本的な解決にはなっていないので・・・と言う事でして。

浄化装置については以下の記事で紹介していますので宜しければご参考下さい。紹介した知り合いも導入していて、塗装以外にレーザーカット時に発生するガスの脱臭に使っているそうです。フィルターレスなのでランニングコストが掛からないのが良いですよね。今度感想を聞いてみようと思います。

排気浄化装置レビュー