マイクの塗装ではホワイト系の御依頼が多いので、今回は白から派生した感じのサンプルを塗装する事にしました。使うのは一般的なブルーパールとバイオレットパールです。
パールはそれ自体では色を隠蔽させない為、下地の白を活かしつつ、光が当たった時だけ色を変化させる感じですかね。基本はあくまでも「ホワイト」です。
また今回は新たなデカールも作成しました。それぞれシルバーの上にマゼンタと特色ブルーを重ね、キャンディーカラーの様にしています。
デカールの作り方については以下の記事が判り易いかと思います。当初は私も悩んで色々なサイトを見て学びましたので、ご参考になればと思います。
ちなみに現在はデカールシートを像のロケットさんの製品に替えています。
ベースコートを塗り、デカールを貼り付けます。こちらの塗装は白の上にブルーパールを重ねた仕様です。
また今回はサンプル用なので、裏側にはゴールドのデカールを貼ってみました。
そしてこちらはバイオレットパールを塗装した方で、デカールには同じ系統でマゼンタに印刷した物を採用しています。
昔、オールペン全盛期にこういう色のシーマとかセルシオがよく走っていましたが、最近めっきり見かけなくなりましたよね。トランクに立てていた自動車電話のアンテナ、凄く懐かしいです(笑)。
ゼンハイザーのマイクでは白ベースに「SENNHEISER」のロゴをシルバーで入れる仕様が人気なので、こちらもSHUREで試してみました。
と言う訳でクリアーを塗って本塗り完了です。当店としては稀に見る爽やかな配色に(笑)。
SHUREのロゴは下地にシルバーを印刷する事で、キャンディー塗装と同様透かした時に色の深味が出ます。少し前にご依頼を頂いた高級なイヤホン(日記では紹介していません)のロゴにこれを採用していて、オーナー様にも気に入って頂けたのでいつか見本を作ろうと思っていたんですよね。
こちらも単にシルバーの上にマゼンタを重ねただけですが、非常に発色の良い格好良いロゴが出来ました。何故もっと早く気がつかなかったのでしょう(苦)。
それぞれの塗色は普通の3コートパールと変わり無く出来るので、これなら費用も据え置きで大丈夫そうです。
後日完成したら撮影してマイク塗装のウェブサイトにて紹介しようと思います。
自ら育てて店頭に並べて販売までを行う、まるで道の駅のよう(笑)。
お手持ちのクロマフレア風顔料を白ベースに塗っても面白い感じになると思いますよ~(マジョーラで言う所のアルプスコレクションみたいに…たぶんw)
経験則から、NO.4、5は白ベースでもそれなりに色が出てしまうはずので、1~3もしくは6が面白いかもしれません…繰り返しますが「たぶんw」
さすが目の付け所が違いますね!(何故か笑)。
そうなんです、私も塗っていて「これって偏光顔料の方が面白いんじゃ・・・」と思っていました(笑)。
なので次回は使っていなかったクロマフレア風を採用してみようと思います。
ただ思った以上にマイクは色変化の激しいのは好まれていないようで、我々(!?)の感覚は少しズレてしまっているのかも知れません。
今度は白の上に蛍光ホワイトを重ねたスーパースペシャルイルミホワイトUV、なんて色で塗ってみようと思います(ただの蛍光白じゃないかって話ですが。笑)。