先日より紹介しています、アルファロメオヘッドカバー用の凸文字制作です。
レーザーでカットして作ったMDF型を用意し、離型剤を塗ります。これを塗らないとMDFの接着剤が金属にくっ付いて中々取れてくれません。
また今回は、金属の鋳造にベビーパウダーを使うと良いとの情報を得たのでそれも試してみます。離型効果と、毛細管現象で細部まで行き渡ってくれるのでしょうか(そこまでは良く調べていませんでして・・・)。
融点が250℃くらいと、比較的低い温度でも溶けてくれる為、家庭用のカセットコンロでも十分使用が可能です。
蓋をするのは後で削る作業を軽減したいからですが、もしかしたらこれは辞めておいた方が良いかも知れません(後に発覚します)。
と言う事で続けてNo.2の型にも行います。こちらは少し多めに流し込みました。
ただどちらも微妙な感じで、試しに全ての板を剥がしてみると、中にはかなり大きな気泡が出来ていました。流し込んだ直後からボコボコと大きな泡が出ていたのは判っていましたが、どうやらそれが途中でそのまま固まっていたような感じです。一体何なのでしょう・・・。
と言う事ですが、既にNo.3、No.4の型も出来ていますので、次回はそちらでリベンジしたいと思います。次こそは、です。
ベビーパウダー(=タルク成分)はレジン複製でも割とメジャーな副次アイテムです。
ただ画像を見る限りだと粉が残り過ぎなので(笑)、残りが見えないくらい吹き飛ばして大丈夫です。というか見えるほど残るのは逆効果です。
息で払ったりするのは水分反応が危険なのでNGデス。
まぁどこまで効果が出るのか微妙な所もあり、おまじない的な側面もあったりしますがw
なるほど~、ベビーパウダーはレジンにも使えるのですか!全く知りませんでした・・・。
確かに少し塗り過ぎたかと思いエアーブローしたかったのですが、その前に塗った離型剤がパウダーの粒子についてそれが宙に舞うのを想像すると恐ろしくて・・・(笑)。
しかし何にしてもいつも使っているレジンがどれだけ楽なのかを思いしらされてます(苦)。
気泡が入るのは、そこに空気があるからだ!!
既にレジンで真空引きをしているのなら、その応用を考えてみては?
鋳造の場合だと真空脱泡では無く遠心が基本なのですが、私の場合はそれ以前の問題と言う訳でして・・・。
が、幸いにしてその後の4回で良い感じに出来ていますので、いずれ良い形の物を紹介出来るかと思います。どうぞもう少々お待ち頂ければと!