ALPINAエンブレムの両面テープ作成

BMW ALPINA B3Sの純正エンブレムです。

未使用品なのですが少し弄った痕があったり、

両面テープ自体が少しズレている物があるので、これらをやり直す(作り直す)作業となります。

無用な傷が付かないよう表面にマスキングテープを貼り、ある程度両面テープを剥がします。

その後はシリコンオフ(ノルマルヘキサン)を使って糊を溶かしながら、ヘラとウェスで除去します。

それらを並べてスキャナーで読み込み、ベクター画像を扱えるソフト(Illustrator)を使って輪郭を作成します。ライブトレースとかの機能を使うと正確な線が描けないので、一つ一つ手作業で線を引いていきます。

ちなみに「S」だけが他と違う構造で、裏側が空洞になっています。

他のエンブレムと比べると底までの深さが1.6mmあったので、1.5mm厚のアクリル板を使い、レーザー加工でカットして作成します。

最初に作成した輪郭から-1.3mm程オフセットして作成しました。

それがエンブレムの内側にピッタリ嵌るのを確認します。

一旦取り外し、よく脱脂清掃後、カットしたアクリル板の「S」にはプラスチックプライマーを塗り、エポキシ接着剤を用意します。

もしかしたら後で取り外す(元に戻す)という可能性もあるので、接着剤はベッタリ塗るのを避け、点付けとしておきました。

そこにカットしたアクリル板を入れて接着完了です。これなら落下しませんし、万が一元に戻したいという事でもなんとか出来ると思います。

そして両面テープをカットします。

厚みのある両面テープはカッターではとても切り難く、なのでレーザー加工機を使ってカットしています。

ただしレーザーでカットするには正確なデータの作成が必要で、それに多くのコストが掛かります。今回も、ALPINAのロゴは既存の物があったのですが、それは全く使えず、全て一からの作成となりました。

この後はカットした両面テープをエンブレムに貼り、字間を調整した転写シートに貼り付けます。

続きます。

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