第25回岡本太郎現代芸術賞展行き②

先日に続き、川崎にある岡本太郎美術館に行った時の紹介となります。ちなみにこの日はお彼岸だった為か、帰り道の環八は大渋滞になっていて、まだバイクだったから良かったですが、車だったらかなり大変な事になっていたと思います。バイクだと気兼ねなく裏道に入れるのが良いですね。

そしてこちらの作品、吉元れい花氏の「The thread is Eros,It’s love!」です。

刺繡の事は判りませんが、とにかく圧巻です。

遠目から見ると絵画かと思うような作品が、まさか糸で縫われている!という事実を知ると恐怖すら感じます(笑)。

絵画のようなグラデーションの表現を糸で行っているのが凄いのは勿論ですが、

細いラメの糸?を使っていたりして、顔料では表現が難しいようなの素材との組み合わせが素晴らしいです。

こちらの作品なんかも「え?!これ画じゃないの?!」と心の中で叫んでいました。

今時だとこういう表現はグラフィックソフトとかでやるだろうに、それを刺繍でやるのか・・・とただただ圧巻でした。

そして会場の中では遠目からでも比較的目立っていたこちらの作品ですが、何か馴染み易い気がしていたと思ったら、今話題のウクライナの国旗の配色に近いからですね!

作者は岡田杏里氏で作品名は「Flor y Canto」、てっきり北欧っぽい配色かと思っていたら、メキシコ文化を汲んだ作品のようです。

ただ私の脳内にあるキャラクターの記憶が強すぎてつい船橋市も連想してしまい、中に人が入っているんじゃないかとかうっかり思ってしまいます。

多分この目の中に映る飛び跳ねているような足のせいもあるのではと(笑)。

そしてこちらは岡田智貴氏の「大覚」です。

これまた色々な物と言うか想いが詰まっていて強烈な作品です。

作者の言葉に「怨念」とありましたが、私的には「執念」みたいなのを感じます。

素材は「紙粘土、段ボール、ボンド、ニス」との事で、それだけでこのステンドグラスっぽい表現は凄いな~と思いました。

他にも会場は中々カオスな感じで、

ぱっと見だけでは良く判らない(そしてちょっと怖い。笑)作品も多く、

だからこそ面白い!というのがこの企画展の好きな所です。

余りにも著名な作品を観た際、「この良さを判らない自分はヤバイかも」とか変な思考バイアスが働いてしまう事がありますが、現代アートの多くは「これは私には無理」と正直に思えるので、観ていてとても気楽なのが良いです。

いやいや無理でしょ!と思う人も沢山居ると思うんですよね(笑)。そういうのも含め、比較的何でもOKな割に土台がしっかりしているこの企画展が大好きです!

他にも画像あるのでまた紹介したいと思います。

2 thoughts on “第25回岡本太郎現代芸術賞展行き②

  1. 昔、スカジャンの刺繍方法がすごく気になって製作工程調べてみたのですが、結構前からフルカラー自動制御なんですよね。
    10色までは自動指定できます!それ以上は途中で入れ替えてね!みたいなMDプリンターミシンみたいな感じでしたw
    創作系全般、2Dベクタや3Dデータを扱えないと肩身の狭い世界になってますよね~

    • 確かに最近刺繍が出来るミシン?みたいな機械を見かけますね!
      ただこちらの作品は全部手縫いなのだそうです!それを想像して見ると寒気が・・・(笑)。

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