大変お待たせしました!ランチアデルタのヘッドカバー&サージタンク、結晶塗装のブルーで完成となります。
ヘッドカバーは元々腐食が酷かったのでまずはそれをブラスト屋さんで直圧のブラストで処理して貰い、その後は知り合いの業者さんにアルミのオイルキャップが付けられるように加工して貰いました。折角なので最初の画像を紹介させて頂きますね。
最初はこんな感じでした。アルミでここまでの腐食に至るのは結構稀なんですけどね。ランチアのヘッドカバーに使われているアルミ材も特別腐食し易い訳では無いですし・・・。
フィンの部分は塗装後にペーパーで研磨して光らせ、最後にクリアーを筆で塗ってあります。
プラグ穴周りは比較的塗り難いのですが丁寧に塗ればここも綺麗に結晶目は並びます。
この型のヘッドカバーはオイル注入口の蓋がゴム製のパッキンになっていて、ただそれだとどうしても注入口周りはオイルで汚れてしまいますから(多分)、今回はこれをアルミ製のネジ式キャップへの変更を承りました。といっても部品自体はオーナー様自ら用意し、その加工取り付けもうちでは出来ませんから知人の業者さん(いつものブレーキ屋さん)に御願いして取り付けて貰いました。汎用のアルミパイプをそれぞれの内径に合わせて削り出してエポキシ接着剤で固定しています(入れる時は油圧プレスで圧入したと聞いたと思いますが、結構前の事なのでもしかしたらこれは違うかも知れません)。
ちなみにプラグカバーはオーナー様がどこかの業者さんにてメッキを掛けて貰ったそうです。折角なのでもっとちゃんとした画像を紹介出来ればよかったのですが・・・。
サージタンク(インマニ)はその形状からして少々塗り難いところはありますが、こちらも均一に塗れるとこんな感じで結晶目が綺麗に並んでくれます。ただ多分こちらは裏側なので付いてしまうと二度と見る事はないのかも知れませんが・・・。