BMW E46 テールランプ レッド&スモーク 本塗り

 先日バックランプ部のマスキングシートを作製しておいたBMW E46のテールランプです。

ガイド用の枠を着けた状態で内部反射板に位置を合わせ、ガイド部分のシートを取り除いて枠より8ミリ内側の小さなサイズのマスキングシートを貼り付けます。

 続けて赤いレンズ部分を養生します。

 大きいテールランプの上部「ウィンカー」部分については、「薄めのレッドか濃いピンクに」と伺っていまして、

 また参考画像もいただいていますのでそれを基に色を決めます。今回は単に赤を薄くするのではなく「ピンク」のキャンディーカラーを使う事にしました。

 ただしこれだけだとかなり変ですので、

ピンクを塗るのは最初の1コートのみで、その後は通常通りレッドのキャンディーカラーを塗りました。ただしウィンカーがオレンジに光るよう薄目にしています。

 こちらは「下側の赤と同じように」と承っていますので、通常通り透過性の赤を塗り重ねていきます。尚プラスチック素地面には全てプラスチックプライマーを塗布しています(ただしマスキングをする個所に塗ると糊が剥がれなくなってしまうのでその都度、今回は3回に分けて塗っています)。

 最後に赤の色(色相)を合わせる為、レンズ全体に透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。またバックランプ部のマスキングシートもここで剥がし、再度プラスチックプライマーを塗っておきます。

 また「全体的にダークな色目」ともご指定頂いていますので、スモークを重ねて黒さを足していきます。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 最後に塗ったスモークのお陰でウィンカー部と下側の色味は余り差異を感じられない程になっていると思います。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーで、今回のターンでは全てこちらのクリアーとなっています。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させたら必要に応じて磨き処理を行い、数日寝かして完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!