BMW K1200GT カウル一式塗装 色確認

 去年の夏頃にお預りしておりましたBMW K1200GTのカウル一式です。

別件で同オーナー様よりご依頼を頂いていたBMW M6のバンパースポイラー関係を先に作業していて大分こちらが遅れておりましたが、先日色も決まりましたので改めて作業内容を紹介したいと思います。

 塗装するのは外装カウルパネル一式で、いわゆるオールペンの作業となります。

アンダーカウルは一部の部品が無くなってしまっているので、

激しく酷い補修歴のあるこちらの白い同部品から該当箇所を切り取っての移植を行うようにします。車体へボルトで止める固定部位があるので位置が判るような冶具を作っておかないとですね(車体があればその必要も無いのですが、如何せん当店は小物塗装屋ですので・・・)。

ちなみに現状はこちらのホワイトパールになっていて、この時の塗装も当店にて塗らせて頂いたのですが、今回はこれの着せ替え的な物としてさらにもう1セットを御用意頂きました。

 ですのでそれぞれの部品も別々で購入されたようで、色などもバラバラになっていたりします。

 ここまでのカウルが全て同じ色で、以下の塗色で承っています。

こちらはホンダの「クリスタルターコイズメタリック」(カラーコード:BG-52M)となります。オーストラリアのホワイトヘブンビーチのようなブルーグリーンといったところでしょうか(見た事もありませんが・・・)。

そしてこちらは車体の下部に装着されるロアカウルで、この部品のみSMARTの「SANIDINE BEIGE」で承っています。以下のような色ですね。

こちらは海底の砂をイメージされた色だと思います(間違えていたらすいません)。

尚ロアカウルについては全体にゴムっぽいラバーコーティングが施されていますので、まずはこちらをカウルを活かしたままどうやって剥がそうかを考えなくてはなりません。以前知り合いの塗装屋さんがバンパーの塗装をサンドブラスト屋さんに綺麗に剥がして貰った(!)と言う事例があるので、もしかしたらそういった方面にお願いしようかとも考えております。

尚こちらの案件が終わるまでは同様の大掛かりな内容の御依頼には対応が出来ませんので何卒ご了承の程を宜しくお願い致します(特に剥離作業を伴う自転車フレームの塗装など)。作業期間は大よそ半年~一年くらいを想定しております。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。作業着手まではどうぞもう少々お待ち下さいませ!