BMW内装パーツ 調色~下地処理

bmw17 こちらもお待たせしております。BMWの内装部品ですね。

画像に写る部品は「色見本」としてお預かりした物で、これに色を合わせて調色をし、もう一個の大きな内装パーツと灰皿を塗装する予定です。今回は出来るだけ色を合わせて欲しいとの事ですので、一回一回テストピースにスプレーをして色を確認しています。

ちなみに今回使っている塗料はいつもの2コート仕様ではなく「1コートソリッド」専用の塗料となります。スタンドックスのVOC2Kエナメルですね。

bmw18 で、出来た色はこんな感じです。現状で作っているのは「艶あり」の仕様で、これに2Kエナメル専用の艶消し剤(MIX606)を混合させて艶消し(半艶)の仕様にします。

bmw19 違う色に塗られてしまったパネルにスプレーしたテストピースを当ててみます。全然色が違うのが解かりますよね。赤味も黒味も黄色味も足りてません。きっと白と黒しかなかったんじゃ・・・。

bmw20今回1コートソリッドを使った理由としては既存の塗膜が弱すぎるからで(理由は色々ありますが)、いつもの通りにベースコートを塗るとチヂレを起こす可能性が非常に高いからです。

かといって素材がプラスチックですから剥離剤や溶剤が使える訳は無く、シボ模様も残さないとならないので研磨しての剥離と言う方法も出来ませんから、結果極力旧塗膜を刺激しないように塗装する方法を選択しました。と言うか今回は選択の余地が無かったと言うところです。

既に足付け処理も終え、明日には塗れる予定です。もう少々お待ち下さいませ!