TE27レビン フェンダーミラー素地調整

TE276 こちらもお待たせしました。TE27レビン?のフェンダーミラーですね。もしかしてダルマ(セリカ)の物かと思ってネットで検索していたら中古品が左右で4万円とかで取引されていました。見た目と違って随分と高いんですね・・・(そう言えば部品自体がもう手に入らない物だって伺ってました)。

TE277 ちなみに一見すると金属製にも見えますが素材はプラスチック製で、ちょうど中心となる繋ぎ目には結構凄い段差が一周しています。恐らく製造方法としては「たい焼き」を作るようなやり方だと思いますが、現代のように嚙み合わせ部分が上手くいかなかったのだと思います。まあこの時代にこの形をプラスチックで作る事自体凄い技術だったんでしょうね。意図としては軽量化の為でしょうか・・・。

TE278プラスチックプライマーを塗ったら続けてサフェーサーを塗布します。サフェーサーは勿論2液ウレタン性なのでタップリと6コートくらい塗っておきます。後で段差を研いで平滑にする為ですね。

ちなみに「サフェーサーの厚塗りは問題が出るんじゃ」なんて事を聞いたりしますが、それは迷信と言うか恐らく使っている材料が宜しくないと思います。確かに厚塗りをすると巨大なブリスターが発生するようなサフェーサーも存在します(当然何度も煮え湯を飲まされてます・・・)。

今使っているSTANDOX社のシステムフィラーなら10コート塗っても大丈夫ですし(勿論フラッシュオフタイムは十分に取って)、それで「艶引け」が起こるとしたらそれは別の何かで問題が出ているだけです。例えばエッジマッピングはチヂレの一種なのでこれは材料云々では無く根本的にやり方を見直さないと駄目ですかね。色々試してみると宜しいかと存じます(塗装屋ならば誰しもここは悩むところだと思いますので・・・)

それではこちらももう少々御待ち下さいませ!