内鍵装置 塗装承ってます

keyこちらもゴールデンウィーク明けには届いていたのですが、ちょっと分解~検証したかったので先に作業着手してしまいました。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

今回のご依頼としては、こちらの内鍵(ドアの内側に付アレです)をマットブラック(艶消し黒)で承っております。

「だったら艶消し黒の缶スプレーで塗れば」と言うのも間違いでは無いですが、使っている内に爪が当たったりしてみるみる内に塗装が剥がれて来たりするのは嫌な場合はやはりそれなりに色々とやる必要があります。上塗りだけは缶スプレーでも構わないかも知れませんけどね。ただし塗膜自体の強度(耐擦り傷性)が無いと使っている内によく触れる所だけ艶が出たりしてちょっと格好悪いかも知れませんが・・・。

ちなみに「その時はまた塗りなおせばいい」と言うスタイルも私的に嫌いではありませんのでそれはそれでOKかと思います。私も仕事にする前はそうでしたので(ただし結局やらないんですよね)。

key1素材は恐らくスチールで、それに何かしらのメッキが施されているかと思います。ステンレスでは無いですかね。

で、この「メッキ」がちょっと厄介で、缶スプレーなどで塗ってもやはり密着しませんので爪で擦ると簡単に塗膜が削れてしまったりします。と言うか金属全般がそうですからね。別件で今お預かりしている「リール」のオーナー様も、

「わたしもエアブラシで塗装をするのですがアルミ系にはちょっと手が出せないので」

との事でよくご存知かと思われます。DIYならミッチャク□ンや密着剤などで代用するのもアリだと思いますが耐久性はどの程度かは不明ですし(使いませんので解りません・・・)。

という事で、下地処理としてはサンドブラストを掛けたかったのですが、分解が出来ないとなると箱の内部にメディア(研磨粒子)が入り込んでしまうので、まずはどこまでバラせるかを知りたかったのです。こういった製品は大抵「カシメ」が施されていて分解出来なかったりしますからね。ただ幸いにして今回の製品は簡単に分解出来ました。

key2画像の下にあるのがスライドしてロックを掛けるプレートで、こちらは裏表を塗装しまっす。

上の箱についているツマミはカシメで固定されていたのでこれ以上は取れませんがこれならサンドブラストも使えますので付いたままでも十分塗装可能です。

あとこれを固定するネジ4本も頭の部分を同じく艶消し黒でご依頼承っています。「ネジなんて締める時に剥がれてしまうんじゃ」と思いそうですが下地をしっかりやっておけば意外と剥がれずに締め付けも出来ます。これは業者さんも結構驚いていましたので(ただしそれなりにお金は掛かりますが・・・)。

参考サイト→http://ir-japan.net/mk_report/2010/11/post-100.html

そういえばスコープの時もネジを塗りました↓scope

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!